奇跡の突破で…日本とメキシコが「一緒に大騒ぎ」 食堂で歓喜の瞬間「全員、笑顔でした」

U-17日本代表の村松秀司【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
U-17日本代表の村松秀司【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

U-17日本代表の村松秀司「ちょうど飯の時間で、全員が集まってスマホで」

 U-17日本代表は11月12日、FIFA U-17ワールドカップが開催されているカタールのドーハでトレーニングを行った。同じホテルに宿泊しているメキシコとの国際交流が話題になっているなか、ともにノックアウトステージ進出が決定。GK村松秀司が、メキシコのグループステージ突破の瞬間の様子を明かした。

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 メジャーリーグ・サッカー(MLS)ロサンゼルスFCの村松と、メキシコのDFフェリックス・コントレラス(レアル・ソルトレイク)が友人だったことで始まった交流。お互いの出発をハイタッチで送り出す姿が話題となり、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も「これぞフットボールの精神」と絶賛した。

 日本が第3戦のポルトガル戦に2-1で勝利し、先にノックアウトステージ進出を果たすと、ホテルで待ち構えていたメキシコの選手たちから祝福された。しかし、メキシコは第3戦でスイスに1-3で痛恨の黒星。グループステージの勝ち点3で3位となり、他のグループの結果次第では厳しい状況に追い込まれていた。

 そんななか、日本とメキシコは他のグループの最終戦をホテルの食堂で観戦。村松によると、「ちょうど飯の時間で、全員が集まってスマホで見ていました。最後に決めたときも一緒にいて、一緒に祝福しました。他のチームにちょっと失礼かもしれなかったんですけど、大騒ぎしました」という瞬間だったと言う。

 サウジアラビアがマリに0-2で敗れ、メキシコと勝ち点、得失点、得点数ですべて並ぶ大接戦。最終的に、フェアプレーポイントの差での奇跡的なグループステージ突破だった。日本代表のスタッフによると、まさにお祭り騒ぎのような状況で、村松も「全員、笑顔な感じでした」と良い思い出になったようだ。

 結果的に、日本とメキシコは反対の山に入ったため、対戦するなら決勝ということになった。「どこと当たるというよりまずは、俺たちがちゃんと決勝まで行くというところ。どこと当たっても俺たちが勝てるという気持ちで、このワールドカップで優勝したいです」と村松。この物語の続きが見たいところだ。

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