国際交流の真相…メキシコ代表に「友達」 日本から受けた影響「食器とか下げていて」

U-17日本代表・村松秀司【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
U-17日本代表・村松秀司【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

U-17日本代表の村松秀司「俺もちょっとだけスペイン語を話せるので仲いい感じに」

 U-17日本代表は11月8日、FIFA U-17ワールドカップが開催されているカタールのドーハでトレーニングを行った。9日にポルトガル戦を控えるなか、同じホテルに宿泊するメキシコとの間で、お互いの出発をハイタッチで送り出す様子が話題に。主将を務めるGK村松秀司(ロサンゼルスFC)が、経緯を明かした。

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 宿舎の食卓が隣になったメキシコとの国際交流は、村松の交友関係が発端だった。「ロスに住んでいてメキシコがすぐ隣なので、いっぱいメキシコのチームメイトとかもいるし、俺もちょっとだけスペイン語を話せるので仲いい感じになりました。メキシコ代表にも1人、友達がいて」ともともとつながりがあった。

 その友達とは、背番号3のDFフェリックス・コントレラス(レアル・ソルトレイク)。「一緒にU-15アメリカ代表でやっていて、このワールドカップに来る前も試合をしました」という仲で、「そこから喋り始めて、メキシコが拍手とかしてくれて。そこから開始していい感じになっています」と笑顔を見せる。

 村松は、最初にハイタッチで送り出したのは「俺たちでした」と言う。「ちょうどタイミングが合って、日本チームの半分くらいが最初にやって。メキシコが2倍くらいでチームの全部とスタッフの皆さんもやってくれて。本当に感謝しています」。それに対し、また日本がお返しするという関係が続いている。

 また、日本のスタッフによると、メキシコの選手が日本に影響されて、食器を自ら片づけるようになったという。村松は「食事とか部屋とか、俺たちもできるだけ片付けしているんですけど、メキシコもちゃんと食器とか下げていて、もうテーブル全部、日本人みたいに綺麗にしています」と互いの好影響を語る。

 そんな国際交流の先陣を切った村松だが、英語が堪能で海外メディアの取材に応じるなど、キャプテン以上の役割を果たす。チームメイトのインタビューで通訳まで買って出るなど、「ちょっとだけですが、できるだけチームのためにしています」。異国での大会で、頼もしすぎる存在なのは間違いなさそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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