長友佑都が招集外「彼の不在は大きい」 森保監督が日程について投げかけ「クラブも選手も痛みのないところで」

森保監督がインターナショナルマッチウィークについて話した
日本サッカー協会(JFA)は11月6日、キリンチャレンジカップ2025に臨む日本代表(SAMURAI BLUE)メンバーを発表した。都内で行われた会見に出席した森保一監督が、天皇杯準決勝を控えているDF長友佑都(FC東京)らの招集外について「彼の不在は大きい」としながらも「全ての選手がリーダーシップを発揮するいい機会」と11月の2連戦を位置付けた。
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今回は初招集3人の一方で、天皇杯準決勝を控えるFC東京の長友、FC町田ゼルビアのDF望月ヘンリー海輝、MF相馬勇紀、サンフレッチェ広島のGK大迫敬介らがメンバー外となった。
11月1日に行われたルヴァンカップ決勝のあとで、天皇杯準決勝を控えるチームの選手は「基本的に招集しない方向で考えています」と言及していたなかで、「今回は分かりやすく天皇杯準決勝に出ているチームで10月の活動に招集させてもらったチームがいないので分かりやすいと思いますが、これまでもクラブといろいろと話すなかでこういう調整はしていました」と明かした。
そして、森保監督は活動の意図により選手を招集するか否かの判断をしているとし、9月の米国遠征について「国内組をほとんど使っています」とも話す。一方で、「2試合のなかで実戦経験をどう考えていくかということと、実戦はないにしても、今回はどちらにいた方が選手にとってメリットが大きいかというなかで、絶対的な答えがないなかで招集させてもらいました」と、代表監督としての難しさをにじませながらも招集の意図を語った。
森保監督は選手たちが日本のために戦う覚悟を尊重し、「どこか後ろ髪を引かれていると思う」と選手を慮る。そのなかで、「クラブも選手も痛みを伴って代表でプレーしてもらうところで、今の日程というところでの投げかけと考えてもらえればというところで、クラブも選手も痛みのないところで代表の活動を思い切ってやれるようにという話をさせてもらっています」と発言の意図を説明した。
また、会見に同席した山本昌邦ナショナルダイレクターは「ご存知のようにルール的には招集可能です。森保監督も含めコーチングスタッフとして、両方にチャレンジできること、W杯にアピールするチャンス、天皇杯にチャレンジすること、両方ができることが我々の仕事だと思います」と話し、「大学も存在しますし、シーズン移行もするので、JFAとしても部会を立ち上げて丁寧にJリーグも含め議論をしていただいています」と現状について話した。
最後に語気を強めながら「Jリーグのクラブで事前に招集を何とかしてくれというチームは1つもありません。皆さん協力してくれるスタンスでいたと思いますので、それはお伝えしたいと思います」とまとめた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















