W杯8強への壁…PK戦勝利「練習増やしている」 代表戦での実施へ「努力はしたい」

森保一監督(左)と山本昌邦NDが代表戦でのPK戦実施に言及【写真:徳原隆元】
森保一監督(左)と山本昌邦NDが代表戦でのPK戦実施に言及【写真:徳原隆元】

11月シリーズでガーナ、ボリビアと対戦

 日本サッカー協会(JFA)は11月6日に東京都内で日本代表メンバー発表会見を実施した。来年6月に開幕する北中米共催ワールドカップ(W杯)を見据え、日本が2回にわたって16強への道を阻まれたPK戦の突破をテーマに、森保一監督は「我々が世界一になることを共有して考える中で準備しています」と話した。

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 日本代表は2010年南アフリカW杯でパラグアイ代表、22年カタールW杯でクロアチア代表と対戦した決勝トーナメント1回戦で、延長戦までを終えて同点だった死闘の末にPK戦で敗れた。W杯の8強以上へ向けた戦いにおける厚い壁になった戦いについて、森保監督と山本昌邦ナショナルチーム・ダイレクター(ND)は11月14日にガーナ代表、18日にボリビア代表と戦うチームのメンバー発表を行った会見の中で関する質問を受けた。

 アンダー世代の国際親善試合では、試合結果に関係なくPK戦を行う試みがある。A代表のゲームでもそれを検討できないかと問われた山本NDは「世界で勝っていく中で1回は乗り越えなければいけない」としたうえで、「アンダーカテゴリーではできる限り実施してメンタルや技術の強化もしてきました。非常に重要なご質問をいただき、努力はしたいと思います。ゲームの終わり方のこともありますし、TV中継のこともありますので、しっかりと準備したいと思います」と話した。

 また、10月の活動からPK戦の練習も増やしているという森保監督は「W杯本大会を見据えた時に、まずはグループリーグを勝っていくというベースを持ちながらも8試合を戦う目標を持っている中で、恐らくベスト32からの戦いでは何度かPK戦までもつれて、そこで勝っていかなくてはいけない」とコメント。「それも踏まえて我々が世界一になることを共有して考える中で準備しています。W杯で勝つ確率を少しでも高めるために、PK戦まで行った時も選手が自信を持って決められるようにということでPKの練習は増やしています」と話した。

 北中米共催W杯から参加チームが48チームに拡大され、決勝トーナメント進出チームも32チームに増える。そのため、最高成績を更新するベスト8入りのためには決勝トーナメントでの2勝が必要になる。その先に日本代表が目指す世界一を見据えても、PK戦を制する必要性も高まった。本大会でのラストピースとなり得る要素に向け、JFAも含めた全体でのバックアップやレベルアップも求められていきそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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