日本代表の新ユニがお披露目 GKは大胆チェンジで柄を採用…宮本会長も意識した「トレンド性」

宮本会長が新ユニフォームの説明会に出席【写真:徳原隆元】
宮本会長が新ユニフォームの説明会に出席【写真:徳原隆元】

6日に説明会を開催

 日本サッカー協会(JFA)が11月6日、来年に迫った北中米ワールドカップ(W杯)でも着用する新ユニフォームを発表した。JFAの宮本恒靖会長は説明会で「第一印象はどうでしょうか」と記者に投げかけ、新ユニフォームへの想いを話した。

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 今回の新ユニフォームのコンセプトは「HORIZON(ホライゾン)」。日本語では水平線の意味を持つ。ユニフォーム中央に水平線をモチーフとした複数のグラフィックが施され、「SAMURAI BLUE」のDNAを表現した日本を囲む空と海から成る水平線をダイレクトに想起させる、モダンなデザインに仕上がった。

 宮本会長は開口一番に「第一印象はどうでしょうか」と投げかけ、「この水平線の先に見える新たな景色とか未来とかそういったものと呼応するようなデザインに仕上がったんじゃないかなと。アディダスさんには汲み取ってデザインをしていただいた」と新ユニフォームを見つめた。そして、新ユニフォームのお披露目までを「色々と(自分の)想いとか考えとかは伝えさせてもらった」と振り返った。

 GKユニフォームはパキッとした赤色で「阿修羅」からインスピレーションを得たグラフィックを採用。近年の代表ユニフォームで見ても珍しいデザインになる。宮本会長は「トレンドなのかな」と柄を取り入れ、GKユニフォームについて話す。

GKユニフォームは赤色が採用された【写真:徳原隆元】
GKユニフォームは赤色が採用された【写真:徳原隆元】

「このデザインに関しては提案された時に、阿修羅のイメージとキーパーのイメージがすごく合致したので、そこに関しては賛成でした。他のアディダスさんが手がける国々のユニフォームを見ても、そういうファッショナブル性が高まっていくと思っていますし、トレンドなのかなと受け止めています。ぜひGKユニホームも購入していただいて、街中で着るのが一つのトレンドだと思うので、やってもらえたらと思います」

 宮本会長は2度経験したW杯の舞台。自身が着用したW杯ユニフォームを見るたびに思い出すものがあるという。「2002年のW杯ユニフォームを見ると、いまだにあの頃の感情とともに、観衆の雰囲気とかポジティブなことを思い出されるんですけど、反対に06年のW杯では厳しい戦いだったと、ユニフォームを通してその記憶が思い出される」と過去を回想しながら想いを馳せた。

 新ユニフォームは14日のガーナ戦から着用される。宮本会長は「名古屋での試合も久しぶりですし」と前置きして「その地域にいる子供たちに対して、すごくインパクトが残る。その際にやはりこの一番最初にこのユニフォームを着てプレーをするっていう姿を見てもらうことが、大きな喜びにつながると思いますし、代表チームは子供たちの憧れの存在であると思うので、そういう選手たちに近づきたいとかって思ってもらえるような、プレーをぜひ選手たちには見せていただきたい」とまとめた。

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