想像以上の一撃「自分もビックリ」 重い雰囲気を一蹴…上位猛追の豪快弾「うまくいった」

RB大宮の村上陽介が先制ゴールを決めた
J2リーグでも屈指のタレントを擁するRB大宮アルディージャは、11月2日の第35節でブラウブリッツ秋田に5-0で勝利して4位に浮上した。今シーズン、クラブ最多ゴールのゴールラッシュの口火を切ったのは、DF村上陽介だった。
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前半18分という早い時間帯で秋田に退場者が出たが、大宮は攻めあぐねた。チャンスの数で言えば、セットプレーを生かそうとしていた秋田の方が多かった印象だった。そうしたなか、前半36分にこぼれ球をエリア外から思い切り振り抜いた村上のシュートが、ゴール右に決まって大宮が先制した。
重くなりそうだったスタジアムの雰囲気を一気に変えたスーパーミドルについて、村上は「振り返るもなにも……打ったら自分でもビックリしたっていう感じでした。良かったです」と笑顔を見せた。
ボールをコントロールしてパスを出すのではなく、シュートを打つ決断をしたことについて、「ちょっと一発思い切りいっておきたいなというのがありました。相手が一人少なくなって、かなりブロックを敷くだろうと思ったので、一個ミドルで引き出そうとしました。というふうに、後付けで説明ができますけど、シュートがうまくいったからです」と、自分のイメージ以上だった一撃を振り返った。
このゴールは村上にとって今シーズン2点目のゴール。今季の初ゴールもアウェーの秋田戦(2-1)で決めたもので、「スタッフの方にも『明日取れるんじゃないか』と言ってもらえていたので、良いイメージはありました」と胸を張り、「NACK5スタジアムでゴールを取りたいとずっと思っていたので、決められて嬉しいですし、盛り上がった雰囲気は最高でした」と、試合の行方を決めたホームでの先制点に笑顔を見せた。
守備陣ではGK笠原昂史が負傷して離脱したなか、GK加藤有輝やセンターバックを組んだDF市原吏音とともに秋田をクリーンシートに抑えた。「5得点と同じくらい、無失点で終えられたことは嬉しいです。前回山形で2失点していたので、そこは意識して練習にとりくんできたので、得点と同じくらい嬉しいです」と手応えを口にした。
次節はリーグ戦で首位に立っている水戸との大一番となる。敗れれば相手のJ1初昇格が目の前で決まり、自分たちの自動昇格がかなり厳しくなる一戦に、村上もチームも良い状態で臨むことができそうだ。












