6月まで所属した古巣との決戦「バチバチにやりたい」 2戦連続ゴールの23歳「決勝戦のつもりで」

RB大宮の津久井匠海「決勝戦のつもりで相手を倒しにいきたい」
J2リーグのRB大宮アルディージャは11月2日に行われた第35節のブラウブリッツ秋田戦の5-0との勝利を挙げた。この試合に先発出場したMF津久井匠海は前半42分にチームの2点目を記録し、今シーズン最多ゴールを挙げての大勝に貢献した。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
ゴール前にしっかりと詰めて、こぼれ球を蹴り込んだゴールシーンについて「数的優位のところで押し込む展開が続く中、ゴール前に入っていこうという意識はずっとありました。カプが打ったこぼれを自分が足を止めなかったからこぼれてきたと思いますし、最後のところはコースが見えたので練習通りにいつもやっていたので、冷静に何も考えずに流し込めました」と、振り返った。
前節のモンテディオ山形戦(2-2)に途中出場してゴールを決めていた津久井は、宮沢悠生監督体制となって初のスタメン出場。その試合でフル出場を果たし、2試合連続となるゴールを決められたことは、大きなアピールにもなったはずだ。
サッカー人生においても、なかなかないシチュエーションを迎えることになる。そんな津久井は今シーズン途中、水戸ホーリーホックから大宮に移籍加入した。大宮に加入して以降の自身の成長について「全体的に上がっていますけど、インテンシティの高さやファイナルサードの質が上がっていると思います。またRBグループということで、より海外のスタイルに身を置けると思っていますし、僕はずっと海外に挑戦したいと思っているので、海外へのステップという意味でもこのサッカーができていることは本当にありがたいですし、自分の今後にとっても本当に大きな場所です」と言い、「このチームでJ1に上がりたいと思っています」と語った。
熾烈なJ1昇格争いのなかにいる大宮だが、古巣の水戸は今節の結果、クラブ史上初のJ1昇格へ王手をかけた。そして、次節で対戦するのが大宮なのだ。第6節の大宮と水戸の今シーズン初対戦の際には、水戸の選手だった津久井は、このタイミングでの再戦に燃えている。
水戸へ「僕をJ3から引き上げてくれた水戸さんには本当に感謝しています」と感謝を述べた津久井は「そのなかで僕が大宮を選んだのは、僕の決断です。すべては僕の成長のために決断したので、次は正々堂々と、バチバチにやりたいですね。移籍する前にも(水戸の選手たちと)そういう(昇格を争う戦いをするかもしれないという)話になっていたので。今は水戸さんの方が上の順位にいますが、僕たちはまだ食える場所にいるので、監督が言っていたように勝ち点3を狩りに行く姿勢で勝てていますし、相手が首位でも関係なく、ただただ決勝戦のつもりで相手を倒しにいきたいです。昇格するためには勝つしかないので、チャレンジャーの立場で行きたいです」と、古巣との初対戦へ闘志をみなぎらせた。
大宮へ加入した自身の決断が正しかったことを示す意味でも、自身の成長を示す意味でも、古巣の水戸にとっても重要な一戦ではこの2試合同様、もしくはそれ以上の活躍が津久井に期待される。




















