広島の得点パターンが参考に? 森保監督がセットプレーに言及…ロングスローは「増やしたい」

広島が柏に3-1で勝利しルヴァン杯優勝
国内三大タイトルの1つであるルヴァン杯は11月1日、国立競技場で決勝戦が行われ、サンフレッチェ広島が柏レイソルを3-1で下し優勝を果たした。試合後に視察に訪れたサッカー日本代表を率いる森保一監督が取材対応で「セットプレーは勝負の確率を上げる、すごい大切なこと」と試合を振り返りつつ言及した。
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試合は互いに3バックシステムを採用。広島がマンツーマン気味にプレスをかけていくのに対し、柏は目まぐるしくポジションチェンジをしながら相手を動かしてスペースを狙うパスワークを披露した。
試合は広島が前半25分に敵陣右サイドからDF中野就斗がロングスローを入れると、混戦の状況でDF荒木隼人が競り勝ち頭でネットを揺らした。さらに同38分、好位置からのFKをMF東俊希が直接蹴り込み追加点。そして同アディショナルタイムにも広島再びロングスローからDF佐々木翔がすらしてFWジャーメイン良が流し込み3点リードで折り返した。後半は柏に押されるも、終盤FW細谷真大に決められた1点のみに抑え、ルヴァン杯を3年ぶりに制した。
広島はセットプレーのみの3得点で試合を決定づけていたなか、「セットプレーは本当に勝負の確率を上げる、すごい大切なことなんだなと今日の3点を見て思いました」と、森保監督が言及した。
「勝負の決め手になったのはやはりセットプレー。我々も勝っていくためにオープンプレーも大切ですけど、セットプレーも磨いて勝つ確率を上げなければいけないと今日の試合を見て感じさせていただきました。ロングスローも国内だけではなくて海外の試合を見ていてもゴール前で多くなってきた。世界的にも変わってきているなと思いますし、選手のアスリート能力も上がっていろんなことを武器にできることが今日の試合でも出てきたと感じました」
日本代表ではFW町野修斗(ボルシアMG)が昨季所属していたキールでロングスローを投げるなど話題になっていた。さらに他の選手で言えばMF相馬勇紀(FC町田ゼルビア)も投げることができる。
「あの形(ロングスロー)を増やすかどうかに関して言えば増やしたいと思っています。ただ、その能力がある選手、投げられる選手がいるかどうかもありますので、そこはまた起用する選手の特徴も見ながら考えていきたいと思います。シンプルにロングスローであれ、クロスであれ、ゴールに近いところにボールを動かす、そこでゴールを決めていくのは、セットプレーだけでなくて、オープンプレーも含めてやはりサッカーの戦術的な優先順位で言うと1番だと思います。そこはしっかりオープンプレーもセットプレーもゴールに向かう、ゴールを奪うというところを攻撃ではやりつつ、守備ではゴールから少しでも遠ざけて守備ができるよう、今日両者が見せてくれたようにボールを奪いに行く守備ができるようにできればなと思います」と、代表でもロングスローの形を増やしていくと示唆していた。
11月シリーズでは14日にガーナ代表、18日にボリビア代表との対戦を控える森保ジャパン。果たしてロングスローを含めたセットプレーで何か策を練っていくのか、来年の本大会へ向けての準備に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















