代表入り目指すも「まずはJ2で」 留学で日本に愛着…移籍への本音「パッと戻ってきたい」

J1昇格を目指す大宮でプレーするFWサンデー
RB大宮アルディージャのFWオリオラ・サンデーは今季、元日本代表FW杉本健勇、FW豊川雄太、コロンビア人FWファビアン・ゴンサレスといった選手たちともプレーし、ポジションを争っている。これまで以上に個々のレベルの高いチームメイトたちから得ている刺激について、「八戸や徳島でも、良い選手たちとプレーしてきました」と前置きをしてから語った。(取材・文=河合拓/全6回の第6回)
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「でも、大宮で健勇くんやトヨくんとプレーして、サッカー選手として自分はまだまだ成長できる余地が大きいなと感じさせられています。本当に素晴らしい選手たちで、彼らを見た時に『自分も何年後かにはこれくらいの選手になるんだ』『しっかり取り組み続けることができれば、これだけの選手になれるぞ』とモチベーションを与えてくれます。
一人ひとり選手の特徴は違いますが、学ぶ姿勢というのに違いはありませんし、ポジショナルプレーで求められる役割も同じです。彼らを見て、どうプレーしているのかを見るのは、自分の成長にとっても大きいですし、彼らから学び、いつの日か彼らと同じようなプレーができるようになって、彼らを追い抜くことができたら、また次の道も開かれるかもしれません。まだ22歳で、もっともっと大きな選手になることはできるはずですからね。
まずはJ2で目標を達成して、J1でプレーすればナイジェリア代表の関係者も見てくれるかもしれない。日本のトッププレーヤーも欧州のトップリーグでプレーしていて、日本のサッカーも有名になってきていますからね」
Jリーグで活躍して欧州や中東へ渡る助っ人選手も珍しくない。だが、サンデーはJリーグのレベルの高さも感じており、海外移籍には一定の条件を掲げている。
「もちろんヨーロッパでプレーしてみたいという思いはあります。27歳から29歳の時にヨーロッパに行けていたらそれはそれでいいけれど、29歳になった時に日本でプレーしていたら、それ以上はヨーロッパに行くことも考えないと思います。29歳でヨーロッパに行っても、イングランドやスペインでプレーすることはできないでしょうから、それなら日本でプレーし続けたいですね。
もっと若い時にヨーロッパに行っても、イングランドやスペインでプレーできないと分かったら、パっと日本に戻ってきたい(笑)。日本はリーグも素晴らしいし、日本人も素晴らしいし、日本での経験もすごく積んでいるでしょうから、自分にとってもやりやすいはずですからね」
監督交代を経て迎えた第31節のジュビロ磐田戦では、早い時間帯で2点を先制されたなかで2ゴールを記録して4-3の大逆転勝利の立役者となった。さらなる活躍が期待されるサンデーは、「ストライカーとして、もっと点を取りたいと思っています。ここまで5点挙げていますが、シーズン最初のほうは試合に出られませんでした。パフォーマンスはそんなに悪くないと思っていますが、シーズン前に掲げた10得点の目標も達成できるという自信もあります。ここからもっといきます」と、ゴールラッシュを宣言した。
チームにとっては悲願のJ1復帰であり、サンデーにとっても熱望するJ1昇格。チーム、個人の目標を達成するために、サンデーは得点を目指し続ける。
(河合 拓 / Taku Kawai)













