これぞ新世代のサッカー選手! フットサルを学べば「ハイブリッド」な選手が生まれる?

日本に根付かせたい「フットサルからサッカーへ伸びる矢印」

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 フットサル・ワールドカップ(W杯)で日本人最多得点記録を持つ稲葉洸太郎(フウガドールすみだ)が目指すのは、フットサルからサッカーにつながる新たな架け橋を作ることだ。日本に新たなサッカー文化を築くためにと、現役のFリーガーとして活躍する一方で、子どもたちの指導にも力を入れている。

 稲葉はフットサルの技術をサッカーに生かすというコンセプトのフットサルスクール「POTENCIA(ポテンシア)」の、テクニカルディレクターを務めている。そして、そのポテンシアのメソッドプロデューサーとして、元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏が就任。ともにフットサルW杯を戦った経験を持つ強力タッグが誕生した。

 ミゲル氏の力を借りて目指すのは新しいサッカー文化を作ることだ。ブラジル代表FWネイマールは15歳までフットサル選手としてキャリアを積み、アンドレス・イニエスタやリオネル・メッシといった一流選手も、選手としてのルーツをフットサルに持っている。稲葉は日本にもそうした流れを汲む選手が生まれるための、土壌作りに挑んでいる。

「日本にはフットサルからサッカーという矢印がない。ブラジルやスペインではフットサルからサッカーっていう矢印ができ上がっている。そうした文化における考え方や教え方をミゲルに取り入れてもらい、僕らが日本人としてブラッシュアップする。それが僕らの強みなのかなと思います。いずれは日本でもフットサルからサッカーという矢印をしっかりと作っていきたいなと思います」

 

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