日本人FWは「エムバペを上回る」 40億円で伊移籍の可能性を現地報道「欧州各国のスカウトから注目」

フェイエノールトで大活躍の上田綺世【写真:アフロ】
フェイエノールトで大活躍の上田綺世【写真:アフロ】

上田綺世の移籍先にローマ、アタランタなど複数クラブが候補に

 オランダ1部フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は、今シーズンリーグ戦9試合で11ゴールと驚異的なペースで得点を量産している。この活躍により「欧州各国のスカウトから注目」とイタリアメディア「フットイタリア」は報じている。

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 今季の上田は、リーグ戦9試合で11ゴールを記録。そのうち7試合でスコアシートに名を刻んでいる。シーズン開幕から3試合連続ゴールを決めると、直近の3試合でも得点を重ねており、第7節で1点、第8節で2点、そして直近の第9節ではハットトリックを達成した。

 この好調ぶりは、直近の代表ウィークでも発揮され、10日のパラグアイ戦で劇的な同点弾、14日のブラジル戦では決勝ゴールも決めている。同メディアは「ここまでのところ、上田は1試合平均1.22ゴールを記録しており、これはヨーロッパで6番目に高く、レアル・マドリードのスター、キリアン・エムバペ(1試合平均1.11ゴール)を上回っている」と指摘。リーグ戦の得点率で世界最高峰のストライカーを凌駕していると伝えた。

 エムバペは今季ラ・リーガ9試合で10ゴールを記録している。一方で、欧州カップ戦においては「マドリードのスター(エムバペ)が2試合で5ゴールを決めているのに対し、日本人ストライカー(上田)はヨーロッパリーグでまだネットを揺らしていない」と、欧州の舞台ではエムバペに軍配が上がるとも言及した。

 しかし、上田のリーグ戦での傑出したパフォーマンスは注目を集めており、セリエA移籍の可能性が浮上している。移籍先候補として、まずASローマが挙げられた。ローマは守備こそリーグ最強クラスだが、「今季のローマの最大の問題、つまりキラー本能の欠如が浮き彫りになった」と攻撃陣の不振を指摘。上田の加入が「ローマをチャンピオンズリーグに押し戻す可能性がある」とした。

 アタランタも候補の1つだ。昨季のセリエA得点王マテオ・レテギを放出した穴が大きく、新加入のニコラ・クルストヴィッチは適応に苦しんでいる。ジャンルカ・スカマッカの負傷離脱も重なり「スカマッカの負傷歴とクルストヴィッチの序盤の苦戦が、1月の移籍市場での動きを(イヴァン・)ユリッチ監督に強いる可能性がある」と伝えている。

 また、昨季リーグ19得点を挙げたモイゼ・ケアンが今季7試合で1ゴールと不振に陥るフィオレンティーナも挙げられた。チームは開幕7試合未勝利で18位に沈んでおり「フィオレンティーナを1月の補強へと押しやっている」と現状を分析。ただし、上田自身は「ヨーロッパでのプレー(欧州カップ戦)を望んでいるかもしれない」とも付け加えた。

 上田は2023年8月に約800万ユーロ(約12億8000万円)でフェイエノールトに加入し、2024年にはKNVBカップ(オランダ杯)とヨハン・クライフ・シールドを制覇した。オランダとは現在3年間の契約が残っている。同メディアは、移籍金について「1月の移籍市場では約2500万ユーロ(約40億円)で獲得可能と見られるが、来夏には2000万ユーロ(約32億円)に下がる可能性もある」と報じている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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