3連覇遠のく…痛恨の決定機逸「丁寧に合わせすぎた」 ボール跳ねるも「言い訳したくない」

神戸FW宮代大聖はシュートミスを悔やんだ
4位のヴィッセル神戸は10月17日、J1リーグ第34節で首位の鹿島アントラーズと対戦し、0-0で終わった。試合後の取材対応で、神戸FW宮代大聖は、前半の決定機でシュートを外したシーンについて「合わせにいきすぎた」と言及している。
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ピッチに倒れ天を仰ぎ、しばらく起き上がることができなかった。勝利が是が非でも欲しい神戸が開始直後から鹿島ゴールに襲い掛かり、前半3分には宮代のクロスからFW大迫勇也に決定機が訪れるも、鹿島の日本代表GK早川友基にセーブされた。
それでも猛攻を続ける神戸に絶好機が訪れる。同27分、自陣からのつなぎで大迫がポストプレーからMF鍬先祐弥へ落とし、右サイドのDF飯野七聖へ展開。飯野はグラウンダーのクロスを入れ、ニアに走り込んだFWエリキがスルー。そこにフリーで走り込んだ宮代だったが、ピッチ状況の影響もありボールがバウンド。うまくミートできずにゴール左へと外れた。
「合わせにいきすぎたのもあります」と振り返り、「グラウンドを言い訳にはしたくないですけど、丁寧に合わせすぎたかなと思いますし、ああいうところを決めきらないとこういう相手には勝てないかなと思います」と反省の言葉を口にした。
さらに神戸はいつも以上に序盤からロングボールを駆使し、セカンドボールを拾ってゴールを狙うという展開がほとんどで、前に急ぎすぎる場面も多々見られた。
その点について宮代は「何でもかんでも前に行けばいいってわけじゃないので、時間を作るだったり、ゲームコントロールするだったり、もっとクレバーにやらないといけない部分ももちろんある」と指摘した。
さらに、「圧力かけるのももちろん大事ですけど、そのなかでどれだけ冷静に試合をコントロールできるか。俯瞰して見るじゃないですけど、一点に集中するのはあまり今の自分たちにとっては良くないことかなと思います。もっとみんなが余裕を持ってプレーすることが大事だと思っています」と続けた。
2連覇中のチームはこれで3連覇に向けて黄色信号が灯ったが、「2連覇してこれだけ分析されているので、何かもう一工夫、二工夫がやっぱり必要かなと思います」とし、残り4試合は「他の結果を見ても何も変わらないですし、もうほんと勝つしかない」と締めくくった。



















