今季Jリーグで唯一「カッコイイ」 大衆の認知拡大へ…FC東京だからこそ「やっていく必要がある」

室屋成がアウェー連戦で着用する「Special kit」について話した
今季途中にドイツ・ブンデスリーガ2のハノーファーから5シーズンぶりにFC東京へ復帰をしたDF室屋成。復帰後すぐさま主力として活躍する室屋にアウェー2連戦で着用する「Special kit」について話を聞いた。(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真/全2回の第1回)
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10月4日に第33節で清水エスパルス、17日には第34節でサンフレッチェ広島とアウェーの連戦が続くFC東京。このアウェー2試合では「Special kit」を着用してプレーをする。
今季の「Special kit」はメインがグレー色。オフィシャルサプライヤーである、ニューバランスを象徴的するグレー色の濃淡と、スタジアムへと続く道(石畳)の柄は「勝利へと続く道=Winning Road」という想いが込められたデザインになっている。第18節のサンフレッチェ広島戦でお披露目され、今季は清水戦、広島戦、11月のFC町田ゼルビア戦で着用する。
室屋はグレーの限定ユニフォームについて「すごいカッコイイと思います」とデザインに言及。室屋の着用画像がクラブ公式X(旧ツイッター)でお披露目されると、ファン・サポーターから好評の声も相次いだ。
SNSでの反応を「それは嬉しいですね」と受け止め、自身が5年間プレーをしてきた海外での経験を交えながら「すごいチャンスだとも思う」とデザイン以外で、クラブのブランディングについて話した。
「最近は海外のクラブもそうですけど、自分たちのクラブカラーだけじゃない色やデザインっていうのを使っているんですよね。サッカー界だけじゃなくて、ファッションもそうですけど、いろんなところで認知されるように、広がるための努力っていうのを、特にFC東京は日本の首都でもある東京のクラブなので、やっていく必要があると思います」
Jリーグのなかでも先陣を切った取り組みに好感触を抱きながら、サッカー以外のファッション面などで、大衆のクラブ認知につなげていけたらいいと話す。
「(こういう取り組みは)すごいチャンスだとも思うので。そういった意味で、このFC東京として新しいブランディングに取り組んでいるところはいいなと思います」
そのなかで、チームとしては、残留を確定させ、より上の順位でシーズンを終えるためにも負けられないアウェー2連戦になる。室屋は現在のチーム状況を「(選手それぞれの)自信が出てきた」とポジティブな目線で見ているという。
直近では第32節の横浜F・マリノス戦に敗れ、連勝は3でストップしたが、第31節のアビスパ福岡戦ではボールを奪ってから18本のパスをつないで決勝ゴールを決めた。チームとして理想とするプレーが本格的に発揮されるようになってきた。
「自分たちがやりたい理想のプレーと、本来ベースとしてやらなければいけないプレーの割合というか、バランスが丁度よくなってきた印象です」
室屋が話すとおり、理想とするサッカーにプラスして、選手一人一人の戦う意志の強さがプレーにも現れ始めた。そのきっかけとなり、チームの熱を牽引するのは間違いなく室屋だ。闘志むき出しの背番号「2」がプレーと気持ちでグレーカラーの東京を引っ張る存在になる。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)





















