貢献できず離脱「悔しいし申し訳ない」 森保監督の指導を胸に…20歳が「歴史を作る」

U-20日本代表の大関友翔「歴史を作るという意味では優勝しかないと思う」
今月チリで開幕するU-20ワールドカップに臨むU-20日本代表は9月16日、事前キャンプ地のパラグアイに向けて出国した。MF大関友翔(川崎フロンターレ)は羽田空港で取材に応じ、リーグ戦では「悔しい思いをしていましたし、申し訳ない気持ちもあります」と本音。大会での優勝と自身の成長を誓った。
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7月にE-1選手権でA代表デビューも飾り、「A代表の舞台に立たせてもらって経験したことと感じたこともありますし、そこからJリーグで自分の課題を見つめ直してここに向かってきたので、チームに良い影響を与えられるように頑張りたい」と語った大関。中国戦の前に、森保一監督から指導も受けたという。
「森保さんがずっと言っていたのはデュエル、1対1のところで負けないことだったり。そういったところは常に言っていますし、個人的に話したときもそういった話もあったので、そこはやはりA代表の基準はすごいなと思いました」
森保監督の言葉を胸に、「A代表の基準でできれば、U-20でもしっかり通用すると思うので、それは意識してやりたいなと思います」と今大会に挑む。A代表を経験したことで相手からの警戒も増すが、「マークが厳しくなることもあると思いますけど、それを剥がすくらいの自信もあります」と力を込めた。
U-20W杯での日本の最高成績は、1999年大会(当時はワールドユース)の準優勝だ。「歴史を作るという話は船越(優蔵監督)さんも口酸っぱく言っていますし、歴史を作るという意味では優勝しかないと思う。それは発足してから、チームが立ち上がってからずっと言われている言葉です」と狙うは頂点のみ。
「U-18で初めて船越さんに選んでもらってから、ずっと意識している大会でした。目標にしていましたし、自分の1個の通過点ではないですけど、自分が価値を示す意味でも目標にしていた大会なので、良い準備はできていますし、しっかりと活躍できるように。そういう位置づけの大会かなと思います」
一方、リーグ戦とルヴァンカップ優勝を目指す川崎を離れることに「まだまだ優勝もあるなかで、大事な時期に離脱するので」と心残り。というのも、ベンチスタートが続いている現状に「なかなか最近活躍もできていないので、悔しい思いをしていましたし、申し訳ない気持ちもあります」と本音を明かした。
それでも、「選んでいただいたので、全力でプレーして、成長して帰るのがチームのためになると思います」とすでに大会に集中する大関。「最後あと何試合かのところで、自分がパワーをもたらせればいいなと思うので、まずはW杯に集中して、先輩方にチームは託したいなと思います」と日本を飛び立った。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)












