FC東京が6365日ぶり、リーグ戦の東京ダービー勝利! 試合終盤には一触即発も…長倉が決勝弾

決勝ゴールを決めた長倉幹樹【写真:増田美咲】
決勝ゴールを決めた長倉幹樹【写真:増田美咲】

長倉幹樹が決勝ゴール

 FC東京は9月15日のJ1リーグ第29節で東京ヴェルディとの東京ダービーを行った。直近の5試合はドロー決着に終わっていた東京ダービーだったが、FC東京のFW長倉幹樹がこの試合唯一のゴールをもたらして1-0で勝利。FC東京が2008年4月の対戦以降、実に17年ぶりとなるリーグ戦での東京ダービーの勝利を収めた。

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 直近2試合のダービーでは先手を取ってきた東京Vは、序盤に相手のファウルから直接FKを立て続けに得るがゴールを割れない。同16分には右サイドからの折り返しをMF遠藤渓太がとらえたがシュートはGKマテウスの正面に飛ぶ。東京Vも1分後にMF齋藤功佑がミドルシュートを放ったが、クロスバーに嫌われた。

 前半24分には39歳となったばかりの日本代表DF長友佑都がGKキム・スンギュからのロングボールを最終ラインの背後で受ける。クロスはDFに当たって跳ね返ったが、ここからFC東京が東京Vのゴール前に迫る回数を増やしていくが、決定機は得られない。

 対する東京Vは前半44分、セットプレーの流れからDF谷口栄斗がボレーでゴールを狙ったが、GKキム・スンギュに阻まれた。このままどちらも譲らずに0-0でハーフタイムに入った。

 後半に入って試合がオープンになるなか、先制ゴールが決まる。後半15分にFC東京はゴールキックをFWマルセロ・ヒアンがフリック。これを最終ラインの裏で受けたFW長倉幹樹が左足で浮き球のシュートをGKマテウスの頭上に飛ばしてゴールネットを揺らした。

 両チームが交代選手を投入していくなか、FC東京は後半28分にも前回のダービーでゴールを決めていたMF佐藤恵允がミドルシュートでゴールを狙ったが、わずかに左へ逸れる。なかなか攻撃の形を作れなかった東京Vも、FW寺沼星文らを送り出して相手の目先を変えようとするが、FC東京の守備を崩し切れない。

 後半45分には長倉が倒れこんでいる相手DFにボールを当ててCKを得ようとしたが、このプレーに東京Vの選手たちが激怒して両チームがもみ合う展開に。そうしたなかで山本雄大主審は非紳士的行為とみなしたのか、長倉にイエローカードを提示した。再開された試合は、このまま1-0でFC東京が勝利。東京Vが16年ぶりのJ1昇格を果たした昨季以降、初めて東京ダービーの決着がつくとともにFC東京が東京Vをかわして14位に浮上した。

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