プライドと残留争いをかけた東京ダービー「どちらのためにも」…2つの期待に「ちゃんと応えられるよう」

今季2度目の東京ダービー
FC東京の松橋力蔵監督が9月14日、試合前の前日取材に応じ、翌日に控える東京ヴェルディとの東京ダービーに向けて「ダービーっていう、熱い戦いになるなと。もう本当にエネルギーが充満した空間にはなると思う」と話した。
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直近の東京ダービーはリーグ戦だけで見ると5試合連続のドロー決着となっており、4月に行われた今季の第1戦では、後半アディショナルタイムにセットプレーから追いつき、なんとか勝ち点1を掴んだという一戦だった。
内容よりも結果が求められる一戦でも、松橋監督は冷静に「内容がどうでもいいから勝て、というのも僕はどうかなと思いますし、やはり内容があっての勝利っていうものがやっぱり次への良い道になると思います」と見据える。それでも、ダービーでしか味わえない特有の雰囲気を「飲み込むくらい」の勢いを見せたいと力を込める。
FC東京は第28節まででゴール期待値がリーグ2位の「40.2」という高数値を記録するものの、実際の得点数は30とそのギャップが目立つ。松橋監督は「期待値をどう見るかだとは思います」としながら、「チームの成績も皆さんの期待にまだ応えられていない」と話した。
「本当に期待値をどう見るかだとは思います。そういう意味ではゴール期待値の期待に応えられていないというのも現実。それと、チームの成績も皆さんの期待にまだ応えられていないというのも現実なので、そこの期待値っていうものにちゃんと応えられるように、やっぱり、やらなくてはいけないなと」
今季途中から加入したFW長倉幹樹は、16位と15位という直接対決かつ、残留争いという立ち位置を受け止めながら「ダービーも残留も、どちらのためにも勝ちたいと思います。チームとして戦っていければ、いい雰囲気で試合ができると思います」と意気込んだ。
ユース時代から東京ダービーを経験してきたMF橋本拳人も「本当に全員で勝ちにいきたいと思いますし、みんながいいコンディションだと思うんで。みんなで勝ちたいと思います」とチームとして戦うことを強調。そして、「自分たちのひらめきだったり、ミスを恐れずにやることをやり続けることが大事かなっていうのは思ってます」と東京Vの守備陣を崩し切る構えを見せた。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)




















