土壇場で被弾も「絶対ファウルやろと」 チェックで長時間中断は「やっぱりドキドキした」

名古屋はアウェーで岡山と対戦し1-0で勝利
名古屋グランパスは9月13日、J1リーグ第29節でファジアーノ岡山と対戦し1-0で勝利。リーグ戦7試合ぶり勝利を収めた。試合終了間際には同点弾を献上したかに思えたが、VARによって相手のファウルがあったとして取り消された。このシーンを名古屋GK武田洋平は「絶対ファウルやろと思ってた」と言及した。
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下位に沈む名古屋は今季ワーストタイとなる6戦未勝利の状態で岡山のホームに乗り込んだ。試合は岡山のハイプレスに苦しみ、何度もピンチを迎えたがなんとか0-0で折り返した。それでも後半の序盤は名古屋がボールを握りチャンスを作ると、同16分にデザインされたコーナーキックからMF稲垣祥が頭で折り返し、最後はDF佐藤瑶大が流し込み先制に成功した。
その後は岡山に押し込まれる時間が続いたなか、同アディショナルタイムにロングボールから最後はDF田上大地に流し込まれた。終了間際に同点に追い付かれたかと思われたが、その前で岡山MF柳貴博が名古屋DF藤井陽也を押したとして、オン・フィールド・レビュー(OFR)の結果、ファウルで取り消しとなった。試合はそのまま終了し名古屋が勝利を飾った。
このシーンでネットを揺らされたのが94分59秒、チェックが入り主審がOFRを行ったのが98分20秒、そして取り消しとなったのが99分17秒と少しプレーが止まっている時間が長かった。約半年ぶりのリーグ戦出場となったGK武田洋平は「やっぱり嫌な気持ちでドキドキはしてました」とチェック中の心境を明かし、それでも「後ろから見てたら完全に押してた。あいつ(藤井)はあれ絶対触れるボールって分かってたんで。陽也も俺も絶対ファウルやろうと思ってたんで、まあ良かったです」と安堵していた。
実際に後ろから押された藤井自身も「あれは自分でもクリアできると思ったところをジャンプする時に完全に押された感覚があったので、ファウルだとは思いましたけど、それでもちょっと怖かったですね、確認してる時は。いや、でも絶対ファウルだと思ってたんで。普通に手で押された感覚がすごいあったのでこれでファウルじゃなかったらちょっとね」と振り返った。
名古屋はこの勝利がリーグ戦7試合ぶりの勝利。今節では他の残留争いチームが軒並み勝ち点を落としており、暫定ながら14位まで浮上した。さらに降格圏とは勝ち点7差をつけ、湘南ベルマーレ、アルビレックス新潟と残留争いするチームとの試合が続くが、この連戦を乗り越えれば安全地帯の順位が見えてくるはずだ。



















