ミスで同点弾献上→16試合ぶりベンチ「悔しい」 初のU-20W杯制覇へ「チーム全員で戦う」

名古屋GKピサノは岡山戦でベンチスタートとなった
名古屋グランパスは9月13日、J1リーグ第29節でファジアーノ岡山と対戦し1-0で終わった。U-20ワールドカップメンバーに選出された名古屋GKピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾は、リーグ戦で16試合ぶりにスタメン落ちとなったなか、「悔しい気持ちがあった」と言及した。
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名古屋は長年守護神を務めていたミッチェル・ランゲラックが昨季限りで退団し、後釜としてカタールW杯メンバーであったシュミット・ダニエルを補強したが、負傷離脱があり急遽、5月3日の清水エスパルス戦でピサノに出番が回ってきた。
ピサノは19歳らしからぬ堂々としたプレーを見せ、チームに安定感をもたらし勝利に貢献。そこから15試合連続でスタメン起用され、7月にはE-1選手権に挑む日本代表にも選出されA代表デビューも飾った。また、先日発表されたU-20W杯に臨む21人のメンバーに選出されていた。
しかし、代表ウィーク前に行われたリーグ戦第28節FC東京戦で痛恨のキャッチミスから同点弾を献上。そして、代表ウィーク明けの岡山戦ではリーグ戦16試合ぶりにベンチスタートとなった。
「最近特に自分が出てる時はあまり勝利がないっていう状況だったんで、自分の中でももっとやりたいっていう悔しい気持ちがありました」と本音を明かしつつも、「だけど今日の試合で勝つためにっていうところを、ずっと考えて行動したりはしました」と、ベンチからでも声を出しチームを鼓舞している姿は試合中に見られていた。
ピサノの代わりに出場したベテランGK武田洋平を起用した名古屋は、リーグ戦7試合ぶりに勝利を収めた。その武田をベンチから見たピサノは「やっぱり自分に足りないものが今日の武さんにはあったと思いますし、武さんの存在感とかパフォーマンスはもっと自分も盗まなきゃいけないなって思います。そこはもっともっと見て盗んでもっと自分のレベルアップできるように頑張りたいと思います」と言及し、来週から始まるU-20W杯へ向けて「もう本当に優勝に向けてチーム全員で戦いたいと思います」と意気込みを語った。
第2、3GKとしてスタートしたシーズンだったが、巡って来たチャンスを掴みA代表まで昇り詰めるピサノ。U-20でチームを優勝へ導くことができるのか、史上初の優勝に期待が寄せられる。




















