J1順位表が「全く読めない」 中断明け残り10試合…白熱の優勝&残留争い、運命を左右する「金J」

代表ウィークが明けた
終盤戦を迎えるJ1リーグは代表活動期間による中断から明け、今週末に各地で第29節のゲームが行われる。9月12日の「金J」では、優勝争いに大きな影響を与えそうな注目の上位対決が2カード組まれた。
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来週のミッドウィークにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の2大会がスタートすることから、今節はAFCチャンピオンズリーグ・エリート出場3クラブの試合が金曜日に組まれた。そして、勝ち点54で首位に立つ京都サンガF.C.は6位サンフレッチェ広島のホームに乗り込む。
消化試合が1試合多いため、勝ち点4差で追う広島にとってはまさにリーグ優勝への可能性を残すための崖っぷちの一戦にもなるだろう。4連勝中の京都は、直近4戦7発と絶好調のFWラファエル・エリアスが、リーグ29試合で20失点を誇る広島の最強守備陣を打ち破れるかも注目だ。
2位の柏レイソルは3位ヴィッセル神戸のアウェーに乗り込んで激突する。勝ち点53で並ぶ両者だが、神戸はルヴァンカップでの退場処分によりDFマテウス・トゥーレルが出場停止になるのが痛いところだ。一方の柏はリーグ最少の5敗と無類の安定感を誇り、バランスの良さは大きな武器になっている。連覇を狙う神戸と2011年以来の頂点を目指す柏による、京都への挑戦権を懸けた一戦は激闘が予想される。
上位勢では5位のFC町田ゼルビアが12日に19位の横浜FCをホームに迎え撃つ。優勝争い、残留争いと目指すものが明確な両者の戦いだけに、順位表の与える印象ほど簡単なゲームにはならないだろう。
13日のゲームでは、4位の鹿島アントラーズが湘南ベルマーレと対戦。鹿島はやや順位を下げた印象もあるが、直近5試合は無敗で京都とは勝ち点2差につける。ホームでは確実に勝利をしてくらいつきたいところ。こちらも優勝争いと降格圏の戦いと構図が明確な両者による激突になる。
6位の浦和レッズはガンバ大阪とのアウェーゲームに臨むが、今季わずか2勝と苦しむ敵地での戦いを乗り越えられるか。京都とは勝ち点7差だけに、連勝街道を続けなければ脱落してしまうだろう。9月7日にルヴァン杯の川崎戦でデビュー戦の初ゴールを決めた新加入の元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンが注目だ。
最下位のアルビレックス新潟はホームに清水エスパルスを迎え撃ち、残留圏内で最下位の横浜F・マリノスは川崎フロンターレとのホームゲームに臨む。新潟は残留圏内と勝ち点5差とややおいていかれているだけに、ホームで起爆剤になるような勝利が欲しいところ。横浜FMも降格圏から離れたいところだが、首位と勝ち点9差の7位川崎も優勝争いへの望みを捨てていない立場だけに、激しいゲームになりそうだ。
16位に低迷する名古屋グランパスはファジアーノ岡山とアウェーで対戦し、14位東京ヴェルディと15位FC東京の「東京ダービー」は15日に単独開催される。まだまだ残留争いに巻き込まれる可能性のあるチームだけに、プレッシャーも掛かり始めるだろう。SNSでも「全く読めない」「J1面白過ぎる」「誰がこの順位表を予想できた?」「キリキリする」「まだまだ分からない」など盛り上がりを見せている。
来季からのシーズン移行が発表されているため、秋から冬にかけての優勝争いは今季が最後。中断明けの1戦は、多くのクラブにとってターニングポイントになりそうだ。












