三笘薫の美技に代表OBも驚愕「普通バランス崩す」 一瞬に凝縮された“凄み”「それが彼の特徴」

【専門家の目|高萩洋次郎】三笘がメキシコ戦で見せた華麗プレーが話題
日本代表は現地時間9月6日、米カリフォルニア州オークランドでメキシコ代表と国際親善試合を行い、0-0で引き分けた。元日本代表MF高萩洋次郎氏はMF三笘薫が前半途中で見せた妙技について「彼の特徴というか凄さ」と言及している。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
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日本は前半から積極的なハイプレスで試合に入り、際どいシュートなどメキシコのゴールに迫る場面も作った最後までネットを揺らせず。守備ではセットプレーからピンチの場面も迎えたが、GK鈴木彩艶のセーブもあり0-0で終わった。
そんななかで三笘が見せた美技が話題に。前半42分、左サイドのタッチ際で相手に寄せられながらピッチに背を向けた状態から右足で反転ターンを選択し、マークについたFWロベルト・アルバラードを置き去りにし、さらに相手DFがもう1人来たタイミングで味方にパスをつないだ。
高萩氏は「上手いのは見てわかるとおり、当然なんですけど」と前置きしつつ「ターンをした後相手に触られたりするのをちょっと外側に膨らんだところからぐっと前に出ている。相手の懐に入るような速さがあるので、普通はターンしたらバランス崩れたり、一瞬でスピードぶ乗れなかったりするんですけど、三笘選手はそれができる」と称賛した。
そして、「相手の前に入れるし、あのターンをしても取られない。相手が手を引っ掛けて止めようとしてくるんですけど、それを振り払うスピードと、体幹というかバランスを崩さずにぐっと前に入れるっていうそれが彼の特徴であり凄さだなと思う、技術プラス身体の使い方とかフィジカルとかアジリティとかっていうところが一瞬で出たシーンだと思います」と解説。超アウェーのスタジアムで、メイン側サポーターからも歓声が上がり拍手が送られたプレーとなった。

高萩洋次郎
高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)/1986年8月2日生まれ、福島・いわき市出身。高校から広島ユースに入団。2003年4月のJ2湘南戦で、当時のJリーグ最年少記録となる16歳8か月3日で出場を果たした。同11月に17歳でプロ契約。2010年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)でニューヒーロー賞を受賞。12年にはリーグ最多13アシストを記録し、広島の初優勝に貢献。ベストイレブンにも選ばれた。14年シーズン限りで広島退団後はウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FCソウルを経て、17年にFC東京に加入し、中心選手として活躍。その後は栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2025年1月に現役引退。日本代表では3試合に出場。




















