日本が警戒する「両ヒメネス」 格上との対戦…代表守護神の“想定”と“準備”「高いのは明らか」

鈴木彩艶が練習後の取材に応じた
米国遠征中の日本代表は現地時間9月4日、米カリフォルニア州バークレーで練習を行った。イタリア・セリエAのパルマに所属するGK鈴木彩艶(ざいおん)が取材に応じ、同6日にオークランドで対戦するメキシコ代表について警戒を強めた。
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生まれた国での一戦にも落ち着いていた。来年の北中米ワールドカップ決勝が行われる、米ニュージャージー州生まれの23歳は「生まれてすぐ日本に行ったので、(米国に対して)特段何も感じないですね。代表では久々のアジア以外のチームとの対戦なので、やっぱりレベルが高いというのは明らかなので、自分自身普段通りできることをしっかりやっていきたいと思います」と平常心で話した。
6日に対戦するメキシコを牽引するのは、FWサンティアゴ・ヒメネス(ACミラン)とFWラウール・ヒメネス(フルハム)の両ストライカー。「GKとしてはストライカーの両ヒメネスの部分は、やっぱりアジアのレベルよりもはるかに高いですし、想定しながらやりたいと思います。ポストプレーが特徴的だと思うので、フリックだったり、そのままターンしてシュートという所が強烈だなと思っているので、GKとしては特にそこに集中していきたいと思います」と警戒した。
もう1つ注意すべき点はセットプレー。7月に行われた米国とのゴールドカップ決勝で2-1で勝利した際にもフリーキックから決勝点を挙げるなど、セットプレーを得意としている。「結構点数を取っている所はあるので、そこはアジアの戦いでもそうですし、やっぱりGKとしてはこういう大事な試合でセットプレーで失点してしまうのは非常にもったいなので、そこの準備であったり、(味方に)準備させる部分はしっかり対応していきたい」と語った。
FIFAランクでは日本の17位に対し、13位と“格上”にあたるが、必勝を誓った。守備陣に負傷者が続出しているとはいえ、前線には「自分としては今までやってきた選手で、(シュートに)一番のパワーを持っている選手」というFW上田綺世をはじめ、好調な選手がそろっている。「改めてアジア予選が終わって、ここがリスタートだと思うので。そこでの一発目の結果ももちろんそうですし、自分自身、パフォーマンスを高めて、やっぱり結果ですね。W杯に向かうためには本当に、結果がついてこないと、チームとしてもポジティブな雰囲気が出てこないと思うので、内容にこだわらりながらも、まずは結果にこだわっていきたい」と強い決意を示した。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)




















