久保建英が示すアギーレ監督へ「いい選手になった」 打倒、因縁の相手「やりたいことができないなら優勝できない」

マジョルカ時代にアギーレ監督に指導
米国遠征中の日本代表は現地時間2日、カリフォルニア州バークレーで練習を行った。スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は取材に応じ、同6日にオークランドで対戦するメキシコ代表を率いるハビエル・アギーレ監督に成長した姿を見せることを誓った。
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久保はスペイン1部マジョルカ時代にアギーレ監督の指導を受けた。だがチームの戦術もあり、当時はベンチを温めることも多かった。
「正直、あんまりいい思い出はないので。別に公式戦でもないし、個人的にリベンジしたいとかはないですけど、いい選手になったなというのは見せられたらいい。まあ、そもそもあの時全然使ってくれれば良かっただけの話なんですけど」と振り返った。
メキシコとはこれまでも縁がある。2021年の東京五輪では1次リーグで自身の得点で勝利しつつも、3位決定戦では1-2で敗れ、試合後に号泣した。「あの時は(準決勝で)スペインに負けてしまって、ちょっと燃え尽きたみたいになったのかなと思います。あの時は1位以外はビリみたいな感覚でずっとやってきたので、感情に出してしまうのは珍しく、これから先にもないんじゃないかなと思います。自分でも珍しかったかなと思います」
FIFAランクでは日本の17位に対し、メキシコは上位の13位と格上だが、実力は拮抗している。ただ、日本が最後に勝利したのが1996年。勝てば29年ぶりとなる。強豪相手にW杯開催地で現在地を測ることができる。「多分、ポゼッションができれたら僕たちが勝つ可能性が高いと思うので、しっかり勝って終わりたい」。独走で首位通過したアジア最終予選からまた新たな挑戦。予選で積み上げてきた攻撃が通用するのかがカギだ。
「前に人数をかけて攻めていくというのをトライしていると思う。上手くいくかどうかが一番大事。優勝したいというならこのレベルの相手に自分達がやりたいことができないんだったら優勝できないんじゃないですか」
久保にとっても、チームにとってもメキシコ戦は重要な意味を持つ一戦となる。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)




















