22歳日本人の特徴「海外では普通基準」 代表OBが期待する欧州組2人…「もっと発揮して」

【専門家の目|高萩洋次郎】久保建英と松木玖生に期待
プレミアリーグやベルギーなど欧州では続々と開幕しているなか、元日本代表MF高萩洋次郎氏は今季欧州で注目する日本人選手を2人挙げた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部)
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
◇ ◇ ◇
1人はスペイン1部レアル・ソシエダでプレーする日本代表MF久保建英の名を挙げ、「タケは安定してプレーしてるんで怪我しないでほしいなっていうところと、開幕戦で得点してますけど、こういう得点シーンが今シーズンかなり増えると思う。チャンスメイクだけじゃなくて得点でチームを勝たせるようなプレー、開幕戦みたいなプレーを期待してます」と、FC東京でも共闘した後輩へ期待のコメントをした。
2人目は同じくFC東京で一緒にプレーした、イングランド・チャンピオンシップ(2部相当)のサウサンプトンに所属のMF松木玖生の名を挙げた。松木は昨夏にFC東京からサウサンプトンへ完全移籍したが、ビザの問題で姉妹クラブのトルコ1部ギョズテペに期限付き移籍し、今夏にサウサンプトンへ復帰している。
「トルコで武者修行してイングランドなので、2部ですけどバリバリ活躍してほしいなって思います。フィジカル、運動量とか強度が彼の良さですけど。それがたぶん海外の選手では普通基準だから、あまりそこで目立たなくなってくると思うんですよね。だけど彼はリーダーシップがある選手ですし、中心になれるようなメンタリティーがあるので、途中出場じゃなくてチームの中心になってゲームを作ったり、ゲームコントロールしたり、キャプテンシーをもっと発揮して欠かせない存在になってほしい。自分が中心選手っていうような感じでプレーしてほしいなっていうのがあります。FC東京ではそれができていたので、その良さを外国では変わらず出してほしいですね」
高萩氏は松木の良さを指摘しつつ、さらにチャンピオンシップで求めることについて「中盤とかボランチやりながら得点を増やしていって、あとは守備でもボールを刈り取って前に出ていくっていう、彼の良さが出れば間違いなく活躍できると思います」と太鼓判を押した。昨季トルコで経験を積んだ松木がどこまでイングランドの地で活躍できるのか。活躍次第ではその先に代表の道も見えてくるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)

高萩洋次郎
高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)/1986年8月2日生まれ、福島・いわき市出身。高校から広島ユースに入団。2003年4月のJ2湘南戦で、当時のJリーグ最年少記録となる16歳8か月3日で出場を果たした。同11月に17歳でプロ契約。2010年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)でニューヒーロー賞を受賞。12年にはリーグ最多13アシストを記録し、広島の初優勝に貢献。ベストイレブンにも選ばれた。14年シーズン限りで広島退団後はウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FCソウルを経て、17年にFC東京に加入し、中心選手として活躍。その後は栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2025年1月に現役引退。日本代表では3試合に出場。




















