今季のJリーグ判定「ちょっと曖昧」 危険タックル被害に監督言及「あざができていた」

C大阪のアーサー・パパス監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
C大阪のアーサー・パパス監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

C大阪パパス監督が町田戦を振り返った

 J1のセレッソ大阪は8月19日、大阪市内で23日にホームで行われるリーグ戦第27節ヴィッセル神戸戦へ向けて公開練習を行った。試合後の取材対応でアーサー・パパス監督は前節FC町田ゼルビア相手に失点した場面でファウルが流されたシーンや、危険なタックルをC大阪の選手が受けたシーンについて、判定が「今年に関してはちょっと曖昧」と振り返った。

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 アウェーで行われた町田戦ではC大阪がボールを握る展開も前半に2失点、後半に追加点を決められた。後半に何度も町田ゴールを脅かしたが最後までネットを揺らせずに0-3で完敗となった。

 この試合の前半22分の失点シーンでは、MF喜田陽が町田FW藤尾翔太にうしろ気味からチャージされてボールを失い、一度は跳ね返したもののクリアボールを拾ったFWルーカス・フェルナンデスがMF林幸多郎にプッシングの形で倒されたが、ここでも笛は吹かれず。その流れから失点を許した。

「1つ目のゴールはその前に2つぐらい大きいファウルがあったはずなんですけど、それが取ってもらえないのはもう分かり始めているので、それに文句言ったりどうこう言ってもしょうがないので、自分たちのフットボールをできるだけ成長させていくというところをやっていくしかないという気がしています」と、パパス監督は今年の流される傾向のある判定について不満を見せつつも対応していくしかないとした。

 それでも、後半32分にはC大阪がボールをつないでいるところにで、パスが短くなった際に町田FW相馬勇紀がスライディングを敢行。その際にC大阪DF奥田勇斗のすねに足裏が激しく入り、痛んでピッチに倒れた。

「すごくフィジカルに特徴のあるチームですが、勇斗の足を見てもらえれば分かりますけど、ちょっといきすぎじゃないですけど、フィジカルのところだけ注目されてもねというところがある。今年に関してはそこを流すのか、それとも本当に守ってあげるのかというところがちょっと曖昧かなと思います」と危険なタックルについて触れ、この日の公開練習で奥田は元気な姿を見せたが、「あざができていた。正直あのプレーを振り返ってみれば結構過激な入り方をしていた。勇斗がトレーニングしているだけでラッキーかなと思う」と言及している。

 C大阪はここから神戸、サンフレッチェ広島と上位とホームで連戦が続くなか、混戦となっている上位戦線に浮上できるのか注目だ。

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