Jリーグは「THEカオス」 V&残留争いは大混戦…降格圏→浮上の兆しで競争激化「史上稀」

優勝・残留争いともに混戦が続く今季J1(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
優勝・残留争いともに混戦が続く今季J1(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

J公式YouTubeチャンネルが特集

 2025シーズンのJ1リーグは上位も下位も大接戦が繰り広げられている。Jリーグ公式YouTubeチャンネルは「【THEカオス】史上稀にみる大混戦」とこの熾烈な争いを特集している。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 J1リーグはここまで24節を消化。今週末におよそ3週間の中断期間が終わり、終盤戦の戦いへと突入していく。

 ここまで順位表を確認しておくと、上位は3連覇を目指すヴィッセル神戸が勝ち点「46」で首位に立ち、2ポイント差で並ぶ2位鹿島アントラーズと3位柏レイソルがその背中を追いかけている格好だ。さらに4位の京都サンガと5位のサンフレッチェ広島も勝ち点「42」と僅差で続いている。

 下位は勝ち点「19」で並ぶ最下位のアルビレックス新潟と19位の横浜FC、2差で18位横浜F・マリノスの3チームが現時点で降格圏に位置している。中でもクラブワーストの7連敗を記録するなど一時は最下位にも沈んだ横浜FMの低迷は今季を象徴するトピックの1つだ。残留圏17位の湘南ベルマーレとの差は3ポイントとなっている。

 横浜FMは2度の監督交代を経て最下位を脱出したとはいえ、まだ安心できる順位にはいない。GK飯倉大樹は「とても苦しい前半戦。システムを含めて流れも変えられなかったっていうのが前半戦、すごく苦しんだ理由」とここまでを振り返ったうえで、「僕たちの今のストロングでもある攻撃という部分でとにかく勝てるようにやれることを全て出し尽くすという気持ちで僕たちも闘うので、サポーターの人たちも一緒に闘ってもらって残留という目標を叶えたいと思っています」と逆転残留に向けて意気込んでいる。

 一方で、低迷から徐々に脱却の兆しを見せているのがFC東京だ。一時は18位と降格圏まで落ちたが、直近5試合で3勝を挙げて14位(勝ち点29)へと浮上している。「東京を強くしたいなという想い」を持ってシーズン途中にドイツ2部ハノーバーから復帰したDF室屋成は「本当にポテンシャルのある選手たちがたくさんいる中で練習から質の高いトレーニングができています」と復調の手応えを明かし、「もちろんできるだけ上の順位を目指したい。降格圏に近いというプレッシャーは感じるべきだと思うので、しっかり上を目指してやっていきたいなと思います」と語っていた。

 1試合の結果が順位表を大きく入れ替える状況となっている“カオス”なJ1リーグ。優勝争いも残留争いもどちらも目の離せない展開が続いていきそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング