吉田を名指しで讃えたサウサンプトン監督 「多くの選手に成長の余地がある」と来季続投に意欲

ピュエル監督の下でレギュラーの座を確保 吉田にとって朗報となるか

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、今シーズン中盤戦以降センターバックのレギュラーの座を確保。キャプテンも任されるなど充実したシーズンとなった。その活躍ぶりを指揮官も名指しで称賛している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 サウサンプトンのクロード・ピュエル監督が日本人ディフェンダーを称えたのは、現地時間7日に控えるプレミアリーグ第36節リバプール戦を前にした監督会見でのことだ。ここ3試合は1分2敗と勝ち点を伸ばせずにいるが、今季のチームは群雄割拠のプレミアで中位をキープ。また「ヨーロッパでの試合、カップ戦では高い質を見せ、またリーグカップでは決勝に進みマンチェスター・ユナイテッド戦に臨んだ。多くの選手が向上した」とし、来季以降の指揮について問われるとこう続けている。

「もちろん、もちろんだよ。私がここに来てからのプロジェクトは、すべての若い選手を成長させるためにある。今シーズンはマヤ・ヨシダ、オリオール・ロメウ、ジャック・スティーブンスのように多くの選手がスターティングメンバー級となった。だからこそこの役割を続け、サウサンプトンでの将来を構築していくことが大事だ」

 吉田を筆頭に、これまでサブに甘んじていた選手が結果を残していることを大きく評価している。指揮官は「多くの選手に成長の余地がある。だからここで仕事をすることは興味深く感じている」とも話している。自らを重用してくれたピュエル監督が残留となれば、吉田としてもサウサンプトンで不動のレギュラーの座を築く追い風となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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