スタジアムに広がった感動の”光景”「心打たれました」 闘病の27歳Jリーガー「涙が止まらなかったです」

名倉巧へ選手・サポーターがエール【写真:アフロ】
名倉巧へ選手・サポーターがエール【写真:アフロ】

長崎MF名倉巧は病気治療に励んでいる

 J2のV・ファーレン長崎MF名倉巧は病気の治療のためにチームを離脱している。そんな名倉のために古巣でもある対戦相手のベガルタ仙台が熱いエールを送った。

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 7月23日、長崎は名倉が病気治療のために長期離脱すると発表した。6月20日に本人が体調不良を訴え、その後、精密検査の結果、体内に悪性腫瘍が発見された。現在は自宅療養中で今後、回復に向けた化学療法を行うとされる。名倉はクラブを通じ、「この病気に必ず打ち勝ち、絶対にピーススタジアムのピッチに戻ると誓います」と闘病生活からの復帰に向けてコメントした。
 
 そのなかで、長崎は8月2日にJ2リーグ第24節で仙台とホームで対戦。この試合では両チームの選手が「ONE FOR NAGU」のTシャツを着て入場。スタンドには名倉の背番号を表す「14」のコレオグラフィーも浮かび上がるなどスタジアム全体で名倉へエールを送った。試合後にも、名倉への寄せ書きがされた横断幕を持って選手がピッチを回り、古巣・仙台のサポーターも「名倉コール」を響かせた。

 長崎のクラブ公式Xは「#ベガルタ仙台 に関わる全ての皆様へ。病気治療に励む #名倉巧 選手に想いを届けていただき、本当にありがとうございました」と対戦相手へ感謝の投稿を行っていた。

 これには名倉本人が反応し、「涙が止まらなかったです。入場の時も、試合が終わってからのコールも全て、本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。さらにはファンからも「今日見た温かい光景を一生忘れません」「これこそフェアプレー」「サッカーって素敵」「心打たれました」「泣くわこんなん……」「美しく優しい景色」と様々なコメントが寄せられるなど大きな反響を呼んでいた。

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