遠藤航が新境地を開拓か ”新たな役割”にクラブ番記者が太鼓判「非常に多才」「適応できている」

キャプテンとして後半15分にCBとして途中出場
プレミアリーグ王者リバプールは7月30日、「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団」で横浜F・マリノスと対戦し、3-1と逆転勝利を収めた。日本代表MF遠藤航は後半15分からセンターバック(CB)として出場したなか、現地取材に来日した英国人記者は、「非常に多才な選手であることは証明されている」と今季の遠藤のCB起用に可能性を見出している。
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昨季にアルネ・スロット監督の新体制が発足し、就任1年目でプレミアリーグ制覇の偉業を達成した。一方、ユルゲン・クロップ政権ではアンカーでポジションを確立していた遠藤の出場機会は激減。試合終盤に投入される“クローザー”の役割となったが、重要な局面で存在感を発揮し、優勝に貢献した。
そんななか、横浜FM戦では後半15分からCBとして途中出場。安定したパフォーマンスを披露した。今夏の移籍市場ではDFジャレル・クアンサーがレバークーゼンに移籍したものの、代わりとなるCBは現時点で確保できていない。そのような背景もあり、リバプールの名物番記者として知られるジェームズ・ピアーズ氏は「遠藤にはCBとしてプレーできるだけのスキルがある」と、遠藤の新たな役割に期待を寄せている。
「正直なところ、スロットの戦術において、アンカーとセンターバックの間にはそこまで大きな違いはないんだ。もちろん、フィジカルの強い大柄なセンターフォワードを相手にする場面では多少難しさもあるかもしれないけど、それ以外では問題ないはず。実際、これまでのリバプールでのプレーを見ても、彼が非常に多才な選手であることは証明されている。プロフェッショナルとしての姿勢も素晴らしくて、監督から与えられた役割にはどんなポジションでもしっかり適応できている」
スロット監督はボランチに守備的MFを配置しない独特な戦術を取り入れている。それもあり、最終ラインにもボランチの能力を求める傾向が強い。実際、ボランチが本職の遠藤は、昨季もCBにコンバートされる機会もあり、果敢なインターセプトやボール捌きを披露していた。これまでボランチで出場機会の確保に苦労していた遠藤だが、新シーズンはCBとして存在感を高めるかもしれない。
(城福達也 / Tatsuya Jofuku)




















