中止騒動乗り越え…王者バルサに超満員2万7412人熱狂 10番ヤマルお披露目、神戸を3-1で下す

バルセロナが3-1で神戸に勝利【写真:柳瀬心祐】
バルセロナが3-1で神戸に勝利【写真:柳瀬心祐】

日本代表FW宮代大聖がバルサ相手に一矢報いるゴール

 世界が注目した一戦が神戸の地で開催された。J1リーグ・ヴィッセル神戸30周年のチャリティーマッチで、スペイン1部FCバルセロナと対戦。リーガ王者がJ王者を相手に3-1で勝利した。新10番のスペイン代表FWラミン・ヤマルがエースナンバーをお披露目し、先発の45分間躍動。MFペドリ、MFガビら“ガチメンバー”が名を連ね、後半からは新加入のFWマーカス・ラッシュフォードがデビューを飾った。中止騒動もあった対戦だが、世界の頂点が魅せる技術に超満員の2万7412人が魅了された。

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 観客が沸き、叫び、酔いしれた。バルサとの対戦が実現したドリームマッチ。新10番ヤマルや、ペドリらが先発に名を連ね、開始直後から会場を盛り上げた。プレシーズンマッチ初戦のバルサは前日26日に来日したばかりだったが、前半12分にヤマルがDF永戸勝也をかわして左足の強烈なシュートを放つ。続く同14分にはヤマルの右クロスからFWハフィーニャが頭で合わせたが、ニアサイドへのシュートはGK前川黛也にキャッチされた。

 互いに高強度で展開するなか、同33分にバルサが均衡を破った。コーナーキック(CK)からゴール前の混戦で最後はDFエリック・ガルシアが押し込み先制点をマーク。だが、神戸も引かない。日本代表FW宮代大聖がバルサ相手にゴールを決めた。同43分、FW佐々木大樹が敵陣でボールを奪って一気に前線へ。シュートはGKに弾かれるもDF広瀬陸斗のパスを宮代が反転シュートで突き刺した。

 後半からバルサは全員交代。ラッシュフォードがバルサデビュー。FWロベルト・レバンドフスキらがピッチに立つ中で、後半32分、レバンドフスキのパスを19歳FWルーニー・バルジがコントロールして決め切り勝ち越しに成功した。さらに同42分には17歳MFペドロ・フェルナンデスが精巧なミドルシュートを放ってネットを揺らし、ハンジ・フリック監督も笑顔。勝利を決定づけた。

 一時は開催も危ぶまれた対戦だが、世界屈指の強豪がピッチで魅せたワンプレー、ワンプレーに熱狂。ここからバルセロナの新シーズンがスタートする。

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