VAR確認も覆らず「正直オフサイドだと思う」 主将MFが判定に言及「受け入れるしかない」

1点目のオフサイド疑惑に和泉が言及
名古屋グランパスは7月20日、J1リーグ第24節で横浜F・マリノスと対戦し0-3で敗れた。試合後の取材対応で、名古屋のキャプテンでMF和泉竜司は1失点目のシーンについて「正直オフサイドだと思うけど受け入れるしかない」と言及した。
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名古屋は今季序盤から低迷し、一時は最下位など降格圏に落ちていたものの、5月はチームが上向き、リーグ戦3勝3分と無敗で乗り切った。その後ヴィッセル神戸に敗れたが、1勝2分と3戦無敗の状態で横浜FMのホームに乗り込んだ。
試合は序盤名古屋ペースで試合が進み、前半15分にはGKからつなぎMF徳元悠平のクロスにFW永井謙佑が頭で合わせたが枠をとらえきれなかった。さらに初先発の18歳MF森壮一朗のクロスに再び永井が合わせたが枠外へと外れた。
すると同35分、コーナーキックの流れからFW谷村海那に流し込まれ先制点を奪われると、アディショナルタイムにも追加点を許した。後半も攻め込んだものの、ネットを揺らせずにいると、同アディショナルタイムに3点目奪われ0-3で敗れた。
試合後に和泉は「入りは別に悪くなかったしチャンスが多かったんで、やっぱりそこを1つ決めてればまた違った試合だと思います」としつつ、「自分たちが準備したことをみんなが出せなかった」と振り返った。
前半0-1のアディショナルタイムに追加点を奪われ、嫌な時間で失点を喫したが、6月18日の神戸戦でも前半終了間際に立て続けに失点を許し、後半反撃したが1-2で敗れており同じような展開になってしまった。
「前半0-1で折り返していれば、また違った試合になったと思うんで、失点した後の立ち振る舞いだったり、そこの意識はやっぱりまだまだ足りないなって感じてます。そこは誰っていうより、本当に全員が失点して落ちた部分もあると思うんで、もう一回チームとしてもそうだし、1点であの前半を終わらせないといけない試合だったんで、そこは本当にあの試合をより難しくしたなって感じているので。そこはしっかり修正していきたいと思います」と、失点したあとのチームの姿勢について厳しい口調で指摘した。
1失点目でVAR介入も判定変わらず
さらに1失点目では、相手DFジェイソン・キニョーネスが頭で折り返した時点でMF井上健太がオフサイドポジションにおり、和泉と接触し転倒。その後ろにいたFW谷村に決められ、VARチェックが入ったが判定は覆らなかった。
「(なぜオフサイドじゃなかったのか)分からないです。正直オフサイドだと思ってたし、オフサイドじゃないにしても、オフサイドポジションにいた選手がブロックしたことによってゴールになったんで、正直オフサイドだと思いますけど、でもそれはもう自分たちで決められないので、受け入れるしかないです」と、判定には納得のいかない様子だったが、「本当その2失点目が個人的には今日の試合はすごくより難しくしたし、あそこを1点で抑めなきゃいけない時間帯でもあったので、あそこはもう1回しっかり反省して今後改善していきたいなと思います」と、何度も2失点目の流れを悔やんだ。
チームも4試合ぶりの敗戦で順位を落とし、18位横浜FMと勝ち点差7と縮まってしまった。「自分たちはまだ残留らへん抜けたわけではないしそこはもう1回危機感っていうか、1人1人が1試合1試合の重みを感じて、戦っていかないといけないと感じた」と和泉が語るように、中断明けから巻き返せるのか内容も含めて注目ポイントとなる。




















