日本代表26歳が漏らした本音「終わってしまう」 初対面同期との絆…「想像より凄かった」衝撃

日本代表・安藤智哉【写真:Noriko NAGANO】
日本代表・安藤智哉【写真:Noriko NAGANO】

前日練習を終えた安藤智哉「明日で終わってしまうのはちょっと寂しいです」

「明日で終わってしまうのは、ちょっと寂しいです」。日本代表に初招集されたDF安藤智哉は7月14日、EAFF E-1サッカー選手権の韓国戦前日トレーニング後、報道陣の前でこう呟いた。世代別の代表活動に参加する機会もほぼなかったキャリアから這い上がった26歳にとって、強烈な刺激を受けた経験となった。

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 岡崎城西高、愛知学院大を経て2021、22年の2年間を当時J3のFC今治でプレーした安藤。2023年からJ2の大分トリニータ、今季からJ1のアビスパ福岡へと地道にステップアップを果たしてきた。ここからさらに海外へとの期待も高まるが、「まずはアビスパで活躍するのが第一なので」と頼もしい表情で語る。

 ピッチ内だけではなく、ホテルなどでのプライベートなひとときも貴重な時間となった。「同期の(古賀)太陽とは面識も無かったですけど、仲も深まりましたし、太陽に限らずみんなフレンドリーに、いろんな会話もできているので。明日で終わってしまうのはちょっと寂しいです」。言葉から充実感がにじみ出ていた。

 また、12日の中国戦で2022年カタールW杯以来950日ぶりのA代表出場を果たしたDF長友佑都については、「なんか想像よりも凄かったです」と率直な感想を述べた。フル出場で走り続ける姿を見て、特に驚いたというのは「気持ちの面」。「刺激じゃないですけど、自分もやっていかないと」と影響を受けた。

 今大会は国内組のみのメンバー構成となったが、約1年後の北中米W杯でメンバーに入るには海外組とのバトルも待っている。一方、191センチの高身長を駆使して3バックの両サイドをこなし、争いに絡むポテンシャルは十分。「勝負だと思いますし、生き残るためにはまずは明日の試合」と貪欲に狙っていく。

 そんな安藤にとって重要な一戦は、何度も激闘を繰り広げてきた日韓戦。2012年ロンドン五輪の3位決定戦や、過去のE-1選手権も見ていたと明かす。「隣国だし負けられないというのはより強い一戦になると思いますけど、それも頭の片隅に置いて平常心でやりたい」。まずは結果で、一回り成長した姿を示す。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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