90年代を踏襲…J1限定ユニが「当時を思わせる」 伝統的1着は「歴史に新しい1ページを刻む」

岡山の限定ユニフォームに注目(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
岡山の限定ユニフォームに注目(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

名作ユニを岡山流で表現、3rdモデルで“新たな1ページ”を刻む挑戦

 J1ファジアーノ岡山は2025年シーズン、「Penalty(ペナルティ)」とのパートナーシップ15周年を記念し、特別な3rdユニフォームを発表。8月17日の柏レイソル戦、8月23日の湘南ベルマーレ戦で着用予定となっており、クラブ史に刻まれる新たな挑戦として注目されている。今回、サッカーユニフォーム研究家の「ともさん」に印象を語ってもらった。

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 デザインの着想源となったのは、Penaltyが展開する「ヘリテージコレクション」。1990年前後のブラジルの名門クラブが着用していた伝統的なストライプスタイルがベースとなっており、どこか懐かしくも新鮮な仕上がりとなっている。

「Penaltyといえば1990年前後にフルミネンセ、グレミオ、サンパウロなどブラジルの名だたるクラブのサプライヤーを務めてきました。Penalty以前からこの“トリコロールストライプ”は使われていたのですが、Penaltyによってより洗練されたものへ昇華された印象がある」と、ともさんは評価した。

 今回のモデルでは、クラブの象徴であるファジアーノレッドとネイビーを使ったトリコロール配色を初採用。伝統的なデザインとクラブカラーが融合したことで、印象的なユニフォームに仕上がっている。

 ともさんも「まさに当時を思わせるデザイン。ファジアーノ岡山のファジアーノレッドとネイビーによるトリコロールの配色も良い。90年代の伝説的なデザインを踏襲しながらも、クラブとしては初のトリコロール配色による挑戦で、ファジアーノ岡山の歴史に新しい1ページを刻むユニフォームとなる」と語り、その意義を強調した。

(ファジアーノ岡山の公式Xより)
(ファジアーノ岡山の公式Xより)

 クラシカルな要素と岡山らしさが同居した3rdユニフォームは、15年の歩みを記念するだけでなく、クラブの“進化”を示す象徴でもある。限定の着用という特別感も手伝い、ファンにとって忘れられない一着となりそうだ。

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