J3でプロ入り→日本代表「正直びっくり」 元同僚から連絡…内容は「頑張ってこいと」

トレーニングに臨んだ日本代表・安藤智哉【写真:Noriko NAGANO】
トレーニングに臨んだ日本代表・安藤智哉【写真:Noriko NAGANO】

初招集の安藤智哉「今J3で戦っている選手たちに、積み重ねていけば狙えるぞと」

 日本代表は7月7日、韓国で開催されているEAFF E-1選手権の初戦に向け、トレーニングに臨んだ。アビスパ福岡のDF安藤智哉は、2021年に当時J3のFC今治でプロキャリアをスタートさせ、ついに代表初招集。「まずはJ2に上がるだったり、小さい目標を立てながらコツコツやってきたという感じです」と語った。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 岡崎城西高、愛知学院大を経て2021、22年の2年間をJ3の今治でプレーした安藤。2023年からJ2の大分トリニータ、今季からJ1の福岡へと地道にステップアップを果たしてきた。そして、J1わずか半年で代表選出。「正直びっくりしました」と明かすが、「平常心でいつも通りというのは忘れずに」と頼もしい。

 エリートコースを歩んでこなかったからこその思いもある。「J3から積み重ねてきて、ここで結果を出して、そういった今J3で戦っている選手たちに、積み重ねていけば狙えるぞと、そういうことを証明できる大会にしたいと思っています」と決意。ステップアップを夢見る選手の道を切り開いていくつもりだ。

 プロ入り当初からポテンシャルの高さを評価されてはいたが、「自分一人ではここまで来られていなかったので、そういった今まで携わってきた人たちへの恩返しも兼ねて、今回の大会を充実した大会にしたい」と語った安藤。今治時代の同僚からも、「もうめちゃくちゃ連絡もらいました」と笑顔で明かした。

「自分のことのように喜んでくれたり、頑張ってこいとか、すごく背中を押してもらったので、そうやって応援してくれる人たちのためにも、自分の力を表現したいなと思っています」

 プロ入りはJ3だったが、日本代表への思いを持ち続けてきた。「まずはJ2に上がるだったり、小さな目標を立てながらコツコツやってきたという感じです」。多くの挫折や怪我も乗り越え「どんな状況でも自分はやってきたと自覚している。過酷な環境でもやってきたので」とステップアップの要因を挙げた。

 そして、今回の初招集にはもう一つのおまけも付いてきた。福岡所属の選手が選ばれるのは、24年ぶりの快挙。本人は「ちょっと知らなかったですけど」と笑いながらも、「アビスパに入っていなかったら、今の自分は無い」ときっぱり。8日に行われる香港戦でのデビューはあるのか、安藤から目が離せない。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング