「厳しい状況」なのになぜ? J2で苦しむ札幌に共感…シーズン途中に“異例の契約”

札幌はグラフィックホールディングスとオフィシャルトップパートナー契約
北海道コンサドーレ札幌は、株式会社グラフィックホールディングスとオフィシャルトップパートナーとして契約した。6月28日に行われたJ2リーグ第21節ロアッソ熊本戦の試合前に会見を実施。グラフィックホールディングス代表取締役の山本壮一氏、札幌代表取締役社長の石水創氏、DF中村桐耶が出席した。
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札幌はこの試合から、ユニフォームの左袖に同社ロゴを掲出する。石水社長は「山本社長とは経営者としてもうずっと、昔から10年来の友人です」とつながりを説明。「山本社長ご自身もサッカーを子供の頃にやっていたということで、コンサドーレもずっと個人的に応援していただいていました」と明かした。
また、山本社長は「今回、シーズン途中という異例の形ではありますけれども、トップパートナーに就任させていただきました」と挨拶。「地元の札幌発祥の会社なので、札幌に拠点を置くクラブのご支援をさせていただくということは非常に光栄だなと思っております」と話し、きっかけについて明かした。
「きっかけは、石水社長をはじめとしたコンサドーレの大改革、チャレンジ、そういったスピリッツのところに、すごく感銘を受けたのが1つでして、同じ北海道で、さらに同世代の経営者がこれだけのチャレンジをしていることに対して、ものすごくシンパシーを感じたのが、1つ大きな要因になっています」
インバウンド向けの飲食店などを展開する同社は、コロナ禍で大きな打撃を受けた。ここ数年は苦しみながらも立て直してきた経緯と、「正直コンサドーレ、今そんなに緩くない、厳しい状況ではある今だからこそ、私たちがご支援の申し出をさせていただいたという経緯です」と共感する部分があったという。
飲食業を主要事業としているグラフィックホールディングス。「食とスポーツは非常に親和性が高いと思っています。まずは、会場内のVIPラウンジのサービス提供、ここを通じて観戦に来ていただいてる来場者の皆さんの観戦価値の向上に寄与したいなと考えています」と山本社長。今後の展開が楽しみだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















