3位浮上に導く2発「肩の荷がおりました」 ライバルから移籍…指揮官も満足げ「非常に優れている」

木下康介が横浜FC戦で加入後初ゴール
ライバルからやってきたストライカーがサポーターのハートをガッチリと掴む2得点を奪った。サンフレッチェ広島は6月22日、J1リーグ第21節で横浜FCと対戦。新加入のFW木下康介が加入後初ゴールを含む2発でチームにリーグ戦3試合ぶりの白星をもたらした。
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木下は6月2日に柏レイソルから完全移籍が発表。加入時点で4位の柏から5位の広島へと上位を争うライバルクラブ間での移籍ということで注目を集めた。
そんな木下は天皇杯のBrew SAGA戦、そして前節の鹿島アントラーズ戦に続き、広島のユニフォームを着て3試合目の出番で早速ゴールネットを揺らした。前半17分、左からのコーナーキックに頭で合わせて先制ゴールを奪うと、3-0で迎えた後半30分には途中出場のMF中島洋太朗のスルーパスから2点目を決めた。広島はリーグ戦で3試合ぶりに勝利し、3位へと浮上した。
得点への期待を肌で感じていたという木下は「肩の荷がおりました」と一言。そして「新加入で来て、ファンやチームメート、スタッフからゴールを期待されていたなかで、まず点を取れたことが嬉しいですし、継続していきたい」と語った。
広島を率いるミヒャエル・スキッベ監督は、木下について「ボックス内で相手がどこが一番嫌がるか、どこが一番危険かを察知する能力が非常に優れている」と得点感覚を高く評価する。FW加藤陸次樹、FWジャーメイン良と組んだ新しい前線のトリデンテについても「3人とも走れる部分が非常にいいと思っていますし、お互いのコンビネーションも合っている」と手応えを感じていた。ライバルクラブからやってきた30歳のストライカーは、さらに上位を目指す広島に欠かせない新たなピースとなりそうだ。