20歳日本人、7.4億円移籍がまさかの破談 土壇場で欧州強豪行きが白紙「承認しなかった」

NECからザルツブルク移籍が秒読みと報じられていたFW塩貝健人
オランダ1部NECからオーストリア1部ザルツブルクへの移籍が秒読みだったFW塩貝健人について、NECはザルツブルクによるメディカルチェックの結果、移籍が取りやめになったことを発表した。
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慶應義塾大学に在学中の2024年1月、大学1年生にして横浜F・マリノスへの加入内定と特別指定登録が発表された塩貝はリーグ7試合に出場し、同夏にオランダからオファーが届いての加入になった。慶大サッカー部は退部し、学業は休学をする形での渡欧になった1シーズン目だが、公式戦28試合出場5ゴールを記録した。
その塩貝をザルツブルクは移籍金450万ユーロ(約7億4000万円)で獲得する見込みだと現地メディアでは報じられていた。しかし、「オーストリアでのメディカルチェックで負傷が判明した。ザルツブルクは来週(現地時間6月14日)開幕するクラブ・ワールドカップ(W杯)のメンバーに彼を組み入れたいと考えていたため、移籍を承認しなかった」とされ、この段階での移籍は破談になったという。
国際サッカー連盟(FIFA)は、クラブW杯による特例措置で2025年6月1日から10日を特別移籍期間と設定。この間に登録がされれば、塩貝はザルツブルクが出場するクラブ世界一を決める舞台に出場することが可能だった。
無念の結果でステップアップの機会を逃してしまった塩貝だが、7月以降は例年と同様の夏の移籍市場が開く。改めてザルツブルクが獲得に動くのか、それとも別のチャンスを掴むことができるのか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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