JFA×国連…SDGs達成へ「FFTG」に加盟 宮本会長が大阪万博で表明「同じ方向を向いている」

大阪万博内でトークイベントが行われた
日本サッカー協会(JFA)は6月9日、国際連合が推進するイニシアチブ「Football for the Goals(フットボール・フォー・ザ・ゴールズ、FFTG)」の加盟に関する会見を行った。これは持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた行動を促進するために、フットボールの力を活用して、SDGsの認知度を高めるとともに、フットボール業界における行動変容や持続可能な実践を推進していくことが狙いとなっている。
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現在、FFTGには欧州サッカー連盟(UEFA)やアジアサッカー連盟(AFC)などの地域連盟に加え、オランダ1部アヤックスやポルトガル1部FCポルトなど、約120か国から370のメンバーが参加。今年4月にはJFAと日本障がい者サッカー連盟が加盟し、東アジアの国のサッカー協会として初の参加となった。また同じ4月には日本のプロサッカークラブとしては初めてガンバ大阪も参加している。
大阪・関西万博メディアセンターで行われたトークイベントには、国連事務次長補、大阪・関西万博国連パビリオン陳列区域代表のマーヘル・ナセル、JFA・宮本恒靖会長、日本障がい者サッカー連盟・北澤豪会長、元なでしこジャパンの阪口夢穂さんが登壇した。
宮本会長は「JFAはアスパスという活動をしています。いま本当に暑くなってきている中で、日本でサッカーをするのは厳しくなっている。日本全国のサッカーファミリーの人たちが、この温暖化を止めるために、どんな活動ができるのかを考えてもらうきっかけになるようなことを、例えば代表の試合などで啓蒙活動をしていく。そういった意味では、国連とは同じ方向を向いていると思っていますし、そういった考えをサッカー界を通じて広めていくためにも、今回FFTGに参加させてもらったということになります」と加盟した理由について明かした。
その後は万博内の国連パビリオンを見学。SDGs達成に向けた映像や展示物などを見て回った。「勉強になりました」と話した。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)