なでしこジャパン、王国ブラジルに連敗 チャンス生かせず…先制も1-2で逆転負け

第1戦では1-3で敗戦
なでしこジャパン(日本女子代表)は、現地時間6月2日にブラジル女子代表と敵地で国際親善試合を行い1-2の敗戦。ブラジル遠征2連戦は、いずれも敗戦で終える結果になった。
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2027年の女子ワールドカップ(W杯)開催国で、昨年のパリ五輪は銀メダルの強豪とアウェーで2連戦が組まれた。初戦は現地時間5月30日に戦い、1-3でニルス・ニールセン監督体制での初黒星を喫していた。この第2戦も序盤はホームの勢いに乗るブラジルのペースとなり、セットプレーでも危ない場面を作られるも何とかしのぐ時間帯になった。
反撃に出る日本は前半28分、最後方からのボールをFW田中美南が収めたところから攻撃でMF松窪真心がシュートを放ち、ゴールポストに当たったこぼれ球を自ら押し込もうとするも打ち切れず。その1分後にはMF椛木優香のパスにMF清家貴子が抜け出してシュートを放つも、相手GKのファインセーブに阻まれた。前半31分には、ロングボールに清家が抜け出して、飛び出してきたGKとの争いも制して空いたゴールへのシュートを放つチャンスを得たが、ボールを枠内に押さえ込めなかった。この一連の攻撃でゴールを奪えなかったのはもったいなかった。
それでも日本は後半立ち上がりの1分、左サイドのパスワークで崩すとMF藤野あおばが出したラストパスに逆サイドから清家が詰めて先制ゴールを奪った。しかし後半9分、コーナーキックでニアサイドに混戦ができると、そこから抜けてきたボールがDF石川璃音にあたり不運なオウンゴールに。これで1-1の同点になった。
その直後、日本は清家が抜け出してGKと1対1になるシュートチャンスを得るもゴールポストに直撃して得点ならず。全体的に決定力を欠く場面が目立ってしまった。中2日での連戦で後半の半ばからは互いに間延びした状態が長いゲームになった。その中で後半39分、日本はコーナーキックのチャンスを得るも逆に守られたところからFWジョンソンとFWケロリンの2人に高速カウンターを受け、最後はジョンソンに決められてしまい1-2に。これが決勝ゴールになってしまった。
南米の強豪との連戦を2連敗で終えた日本は、6月27日にスペイン代表とアウェーでの国際親善試合が予定されている。その後は、7月に東アジア(E-1)選手権に臨む。
(FOOTBALL ZONE編集部)