海外移籍より「まずはそこで自分のプレーを」 24歳で初の日の丸…苦労の高校時代からは「考えられない」

日本代表・熊坂光希【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】
日本代表・熊坂光希【写真:FOOTBALL ZONE編集部 】

熊坂光希、トレーニング初日は緊張の表情「細谷真大と一緒にいますけど」

 森保一監督率いる日本代表は6月2日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦に向け、アウェーのパースでトレーニングを開始した。すでに本大会出場を決めているため大幅にメンバーを入れ替えたなか、柏レイソルMF熊坂光希も初招集。緊張の面持ちで「基本、細谷真大と一緒にいます」と話した。

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 トレーニング初日は大雨に見舞われたが、選手たちは約1時間半のメニューをこなした。初招集の熊坂はトップバッターで取材に応じたが、まだまだ硬い表情。「(他の選手と)まだそこまで喋れていないです。試合まで時間も無いので、しっかりコミュニケーションを取りたいなと思います」と焦りも見えた。

 頼っているのは、柏の同僚でアカデミーから同期の細谷。「基本、細谷真大と一緒にいますけど……。これからもうちょっと話していけたらなと思います。海外組とはまだあまり話していないですけど、FC東京の俵積田(晃太)とはさっき少し話したりしました」。5日に行われる試合までには打ち解けていきたいところだ。

 パリ五輪に出場し、2022年からA代表に選出されている細谷と比べ、今年に入ってからの急成長でここまで上り詰めた熊坂。「高校時代の自分だったら考えられないし、そのときに真大はトップに上がって活躍していたので、その真大と一緒に今回代表に入ることができたのは、本当に感慨深いです」と語った。

 Jリーグでの活躍と今回の代表選出で、今夏にも海外にステップアップするのではとの声も上がってきている。しかし、「レイソルですごくいい状態でやれていると思うし、まずはそこで自分のプレーを全力でやることかなと思います」と断言。代表で一回り大きくなり、柏のJ1優勝に向け活躍してくれそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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