広島が“新スタジアム効果”で売上38億円増、浦和は2年連続で100億円超…Jリーグの経営情報が先行開示

58クラブの売上高は過去最高の1649億円
Jリーグは5月27日、2024シーズンのJ1、J2、J3全60クラブのうち、3月決算である2クラブ(柏、湘南)を除いた58クラブの経営情報を先行開示した。7月に全60クラブの経営情報を開示する予定となっている。
58クラブの売上高の合計は、過去最高の1649億円となり、前期比は114%。48クラブが増収となった。入場料収入は前期比121%となり、大幅に増収した。
クラブ別の売上高のトップは、浦和レッズの102億1100万円。2年連続で売上高100億円超えとなった。川崎フロンターレは84億300万円、ヴィッセル神戸は80億6700万円、サンフレッチェ広島は80億3500万円で続いた。広島は新スタジアム効果もあり、前期比38億円増となった。
売上高上位20クラブの平均は58億6900万円。売上高50億円以上のクラブ数も前年度の9クラブから13クラブへと増加した。
売上高に比例し、トップチーム人件費(移籍関連費用除く)も全体で前期比110%と増加した。トップチーム運営経費、その他売上原価、販管費も増加している。
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