クリスタル・パレスの鎌田大地はFAカップ優勝に貢献した

　日本代表・森保一監督が5月21日、延期分として行われたJ1リーグ第13節の川崎フロンターレ対浦和レッズの一戦を現地で視察した。そのなかで取材対応に応じた森保監督は、先日FAカップを優勝したイングランド1部クリスタル・パレスの日本代表MF鎌田大地について「すごくいいプレーをしていた」と話した。

　鎌田が所属するクリスタル・パレスは、5月17日に行われたFAカップ決勝でマンチェスター・シティを1−0で下し、クラブ創設165年目で初優勝を果たした。鎌田は守備的MFの位置でフル出場。決勝点の起点になったことに加え、スライディングで相手の決定機を防ぐなど攻守に貢献した。

　森保監督は鎌田の活躍について「164年間タイトル取っていなかったなか、その歴史の中にピンポイントでいるのはすごいなと。今もちょっと鳥肌立っていますけど、そこにいられるというのは持っているなと思いましたね」と話した。プレーについても「ハードワークして攻守を繋げることと、彼は攻撃が良さだと思いますけど、クレバーな守備、ポジション取りと、最後ゴール前でシュートブロックと、勝利に貢献する、すごくいいプレーをしていたなと思います」と称えた。

　さらにドイツ1部フランクフルト時代にはUEFAヨーロッパリーグを制したことにも触れ、「本人が勝たせているという貢献もあると思いますけど、チームのタイトルを取るという流れの中で、すごい確率でそのチームにいるなと。持っているなと思いました」と“勝ち運”に驚いた様子だった。