“名手”遠藤のPK失敗に海外メディアも驚き 「シュートを空に放つ」「観衆に打ち込む」

ACLアデレード戦での勝ち越しチャンスで、まさかの“宇宙開発”

 ガンバ大阪の元日本代表MF遠藤保仁が、25日のAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の本拠地アデレード・ユナイテッド戦で、PKの名手らしからぬシュートミスを犯した。ボールがG大阪サポーターの待つゴール裏に吸い込まれる様子を、海外メディアも「シュートを空に放つ」「観衆に打ち込む」と次々に報じている。

 2-2で迎えた後半11分、ペナルティーエリア右で攻撃参加したDFオ・ジェソクが相手マーカーと入れ替わろうとしたところで、マーカーに手で引き倒されてPKを獲得した。このチャンスでキッカーを務めたのは遠藤。相手GKガレコビッチが先に動き出すのを待ったが、相手守護神は動かず。そして、ゴール右隅を狙ったシュートは枠を大きく外し、悲鳴に支配されたゴール裏のスタンドに突き刺さった。

 かつて相手GKをあざ笑うようなコロコロPKを武器にしていた遠藤だが、アメリカのスポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ・フットボール」のツイッターは、「オーノー! 遠藤がPKをミス。ベテランはシュートを空に放ったが、試合はいまだ同点」と、よもやの“宇宙開発弾”を速報した。さらに「なんてミスだ! 遠藤」と、うつむく写真とともに続報をツイートしている。

 その一方で、AFC公式ツイッターも「ミス! 遠藤がペナルティーをミス。観客にボールを打ち込む」と速報している。PKの名手として知られる遠藤は、後半14分に途中交代でピッチを去った。試合も終了間際の失点で3-3のドローに終わっただけに、G大阪にとっては痛恨のPK失敗となってしまった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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