香川真司が抱える“ジレンマ”「バランスは大事ですけど…」 自身に問う存在意義「物足りない」

連勝が3でストップし、上位進出を逃した
セレッソ大阪は5月18日、J1リーグ第17節で川崎フロンターレと敵地で対戦し、0-2で敗れた。終盤に2失点を喫し、連勝は3でストップ。キャプテンマークを巻いたMF香川真司は「チームが勢いを持ってアウェーで勝てるか、そういうチャレンジをした中で、セレッソのメンタリティーが試されていた。何としても勝ち点を拾わないといけなかったですし、こういう負け方はすごく悔しいですね」と明かした。
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香川はダブルボランチの一角で3試合連続で先発出場。何度も動き直してボールを受けながら、パスを散らした。前半は相手に押し込まれる場面が多かったが、後半12分にFW北野颯太とMF中島元彦が投入されると、いい流れを迎えたが、得点を奪うことはできなかった。現在はチーム事情もあり、本来のポジションより一列後ろのボランチでプレーするが、“ジレンマ”を抱えている。
「バランスをより求められる所ではあるんですけど、隙を見てやっぱりペナルティーエリア(PA)に入っていかないといけない。それは自分の良さなので求めていかないといけない。バランスを取る役割は大事ですけど、ゴール前に入っていけるかという所は物足りなかったです」
これで連勝は3でストップし、順位は11位に。まだまだ団子状態ではあるが、上位進出のチャンスを逃す形となった。36歳となったベテランは、上昇気流に乗り切れない“責任”を感じている。「勝たないと意味がないので。自分の存在意義はそこしかないので。PAに入っていかないといけないし、体力が足りないのか、スピードが足りないのか、自分の中でもう一回整理して、次の試合に向けてやっていきたい」と前を向いた。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)




















