3連敗&6戦未勝利も…緊急補強は否定「選手を信じています」 故障者続出に金明輝監督

福岡の金明輝監督【写真:柳瀬心祐】
福岡の金明輝監督【写真:柳瀬心祐】

6月ウインドーでの補強について金監督「今はそういった話はまだないです」

 アビスパ福岡は5月10日、J1リーグ第16節で横浜FCに0-1で敗れた。一時はクラブ史上初の首位にも立った福岡だが、これで3連敗に加えて6戦未勝利と急ブレーキ。この試合でもMF見木友哉が負傷交代するなど、故障者も続出しているが、金明輝監督は「自分たちの選手を僕は信じてます」と緊急補強を否定した。

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 ともに5試合勝ちなしという両者の対戦とあって、序盤からどこかしら重苦しい展開に。しかし、FW櫻川ソロモンのポストプレーからセカンドボールを回収してくる相手に流れを掴まれると、後半14分にFW室井彗佑のJ1初ゴールで先制を許す。そのまま反撃できず敗れ、2試合連続で無得点に終わってしまった。

 試合後の会見で金監督は、「たくさんのサポーターがよくやったと称えるようなゲームができたかどうか。一人一人がハードワークができたかどうか。ファイトできたかどうか」と厳しい口調。「そういった部分で、今日に関しては相手のほうが上回っていた。そういう印象を受けました」と試合を振り返った。

 4月には首位に立ったが、ゴールデンウィークの連戦を挟み、順位も9位まで急落。さらにはその期間で、故障者も続出した。この試合で見木が交代となったが、特に危機的なのはフォワード陣。ナッシム・ベン・カリファ、ウェリントン、藤本一輝らが離脱中で、シャハブ・ザヘディに頼らざるを得ない状況だ。

 一方、今シーズンは浦和レッズがクラブ・ワールドカップに出場することに伴い、6月1日から10日に特別ウインドーがある。しかし、補強のリクエストを問われた指揮官は、「自分たちの選手を僕は信じています。連戦のなかで出てきた力もありますので、しっかりとやりくりしたいなと思います」と否定した。

 得点力不足が解消されなければ、残留争いにも巻き込まれかねない。「怪我はありますが、どこもたぶん同じような状況だと思いますので、それを言い訳にするつもりもありません。その先でいろんな話はあるかもしれないですが、今はそういった話はまだないです」と金監督。苦しい状況を打開できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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