192cm対191cmのバトル「硬かったですね、まじで」 J屈強”重戦車”に屈せずファイト「対策してきた」

名古屋はホームで岡山と対戦し0-0のドロー決着
名古屋グランパスは5月6日、J1リーグ第15節でファジアーノ岡山と対戦し0-0のスコアレスドローで終わった。試合後の取材対応で、相手の強靭な助っ人FWルカオを封じたDF三國ケネディエブスと佐藤瑶大が手応えを語った。
前節、清水エスパルス相手に3-0の快勝を収めた名古屋は、連勝を狙うべく中2日ながらメンバーを入れ替えずホームに岡山を迎えた。しかし過密日程ということもあり攻撃陣は精彩を欠き、終了間際には攻め込む場面も作ったが最後までネットを揺らすことはできなかった。
それでも今季J1で強靭なフィジカルを生かした突破を何度も見せている岡山のFWルカオを完封。三國は空中戦ではほぼ負けなしで、二度ほどサイドを突破されかけたがほとんど仕事をさせず、佐藤も1対1を完璧に防いだ。
「対策してきたことはハマったかなとは思います。ケネ(三國)と2人で見るっていう形になってたんで、それが上手く対応できたんじゃないかなと思います」と佐藤は語り、三國も「僕と(佐藤)瑶大君のところでルカオは結構左側の方に流れてくるっていうスカウティングがあった。それで僕と瑶大君で前に食いつきすぎず2人で対応するってところは上手くやれたかなって思います」と振り返った。
開始直後にはサイドで競り合う場面も見られたが、「強かったですね。硬かったですね、まじで」とルカオの身体の強さに驚いたと話し、「自分よりフィジカルの強い選手にもうまく頭を使いながら対応できたんで、それは今後も自分の中でどんな選手が来てもいろいろそのやり方っていうのを変えながら、やっていきたいなって思います」とJ1屈指の強靭FWを封じられた手応えを明かした。勝利こそできなかったが、チームは今季初の2戦連続クリーンシートを達成。三國は一度スタメン落ちを経験したが、再び昨季のような輝きを取り戻しているなか、チームと共に巻き返しを図る。
(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)