ドルトムント監督が爆発事件翌日の開催を決めたUEFAに怒り 「非常に悪い気分だ」

チームに精神的ダメージが残るなか、本拠地でモナコに2-3と敗れる

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは、現地時間12日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝第1戦でモナコと本拠地で対戦した。チームバスが爆発事件に巻き込まれてからわずか1日後に行われた一戦では、香川が1ゴール1アシストの活躍を見せるなどドルトムントイレブンは気迫を見せたが、あえなく2-3で敗れた。

 スペイン代表DFマルク・バルトラが右腕を骨折するなど爆破事件の被害者となったことで、チーム全体が精神的ショックを抱えたままキックオフを迎えたが、試合後のトーマス・トゥヘル監督は翌日の試合開催を強行したUEFAに対して怒りを爆発させている。英公共放送「BBC」が報じた。

 テロの可能性が高まっている凶行から約24時間後に開催された一戦について、トゥヘル監督は「我々はUEFAの決定を文書で命令された。スイスによって下された決定は我々を直接的に懸念させるものだった。我々はこれを忘れないだろう。非常に悪い気分だ」と語った。スタンドのサポーターも「午後6時45分にキックオフ? 冗談だろ?」と怒りのメッセージを発している。

 

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