浦和GK西川が語る“PK駆け引き”の舞台裏 オスカルの一撃をストップ「自分から右に動いた」
絶体絶命のピンチを救った西川 見事なPKストップで1-0勝利の立役者に
浦和レッズの日本代表GK西川周作は、11日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第4節の上海上港(中国)戦で後半に見事なPKストップを披露し、1-0勝利の立役者となった。
まさに「ACLの借りはACLでしか返せない」というPKストップだった。ACLでは昨季決勝トーナメント1回戦の敵地FCソウル戦で、PK戦にもつれ込む激闘の末に敗退した。8人目までもつれ込んだが、西川自らが「決めれば勝利」の5人目キッカーとして登場するも失敗。相手シュート8本のうち、枠外の1本以外は1本もストップできずに敗戦。注目度の高い一戦だっただけに、「西川はPKに弱い」という評価にもつながってしまった。
西川は「そういう声は耳に入ってきていましたよ」と明かす。それでも「そういう声に左右されずに自分のプレーを信じるしかないですし、止める難しさはありますけど、止めた時の喜びが大きいですから」と笑顔を見せた。
浦和の1-0リードで迎えた後半20分、MF柏木陽介が誘い込まれるようにブラジル代表MFオスカルを倒してPKを献上してしまう。そのままキッカーを務めたオスカルはゴール右を狙ったが、西川が横っ飛びでボールに手を当てると、そのままクロスバーに当たって跳ね返った。絶体絶命のピンチを救う見事なセーブだった。