市場価格が大暴落の本田と急上昇の久保 代表のポジションを争う2人が今や同額の4億円に

ハリルジャパンで久保に定位置を奪われた本田、両者が350万ユーロの評価額で並ぶ

 日本代表FW本田圭佑(ACミラン)は28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の本拠地タイ戦で、最終予選3試合連続のスタメン落ちという屈辱を味わった。ミランでも先発出場1試合にとどまり、クラブと代表の両方で補欠となったレフティーは移籍市場での評価額を暴落させており、ハリルジャパンで定位置を奪われたヘントFW久保裕也に並ばれたことが明らかになった。ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt.de」が、セリエA選手の評価額を特集している。

 ミランでベンチを温めている本田は今季出場時間わずか96分で、得点とアシストはともにゼロ。昨季もリーグ戦1得点3アシストという結果で、これが市場価格に大打撃を与えているようだ。

 現在の評価額は現在350万ユーロ(約4億2000万円)と算定されている。本田の移籍市場の評価額のピークは、CSKAモスクワ時代の13年6月の2000万ユーロ(約24億円)。ミラン2年目の2014年8月のフィリッポ・インザーギ政権序盤にゴールラッシュを演じ、1400万ユーロ(約16億8000万円)と一時持ち直したが、評価額は4年前のわずか17%にまで暴落してしまった。

 きりもみ飛行状態でVVVフェンロ時代まで評価額を下げた本田とは対照的に、久保は一気に評価を高めている。京都サンガ2年目の12年シーズンは65万ユーロ(約7600万円)だったが、スイス1部ヤングボーイズ移籍時に90万ユーロ(約1億800万円)へとアップ。そして、 今年1月のヤングボーイズからヘント移籍後には7試合5ゴールの活躍で350万ユーロにまで急上昇した。代表で定位置を奪った本田と評価額で並ぶ形となった。

 

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