右サイドの新ホットラインが日本代表の強みに 久保のサポートに徹する酒井宏「信じ合ってやる」 

敵地UAE戦では酒井のスルーパスから久保が先制ゴール

 今や日本代表で不動の右サイドバックを務めているDF酒井宏樹(マルセイユ)は、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で2試合連続先発の久保裕也(ヘント)と右サイドで縦のコンビを組んでいるなか、「信じ合ってやるだけ。主導権を持たせてやりやすいように動く」とサポートに徹している自身の哲学を明かした。

 これまで日本代表ではFW本田圭佑(ACミラン)が右ウイングを務めていたが、最終予選のここ2試合は久保がそのポジションを奪っている。久保との連係について「時間が短すぎる」と苦笑しながらも、自身のサイドバックとしての哲学をこう語った。

「連係というよりは信じ合ってやるだけ。相手が誰でも僕の考え方は変わらないし、(前に)主導権を持たせてやりやすいように動く。要求してくれと言っているし、どうすればやりやすいという話は(久保からも)もらっています。お互いにストロングポイントが違うので合わせるし、(前が)右利きか左利きかでサポートの位置も違う。できるだけスムーズにいくように努力している」

 名門マルセイユでレギュラーを掴んでいる男はこう語った。センターバックにも対応可能なフィジカルの持ち主で、プレースタイルは黒子そのものだが、攻撃面でも存在感を発揮。23日のW杯アジア最終予選、敵地UAE戦では、久保の先制ゴールを鮮やかなスルーパスでアシストした。

 

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