コンディションは6、7割 本田が暑熱対策に苦戦も「それはプロですから」と調整に自信

暑さに苦しむ日本のエース

 日本代表MF本田圭佑(ACミラン)は9日、アジアカップ初戦パレスチナ戦(12日・ニューカッスル)を控え、現時点のコンディションを「6、7割」と明かした。この日、日本のエースは、日中気温30度を超す真夏のオーストラリアの暑熱対策に苦戦しんでいることを告白した。
 パレスチナ戦の舞台となるニューカッスル市内で初練習を終えた本田は「いよいよという感じ」と表情を引き締めた。
 真冬のミラノと東京から一転、真夏のオーストラリアで1週間調整を続けているが、本田は豪州の暑さに苦しんでいるようだ。
「暑いですよね。まだ10日しかたってないですけど、慣れるにはもう少し時間がかかる」
 汗腺が開ききるにはもう少し時間が必要なのか。現時点のコンディションについてはまだ本調子ではないという。
「ここにきて12日に100に持っていきたいんだけど、今は6割、7割くらい」
 アジアカップはグループリーグを勝ち上がった先にトーナメントを戦うという長丁場。伏兵パレスチナに不覚を取らないため、初戦にピークを持っていきたい気持ちもあるが、本田はまだまだスロー調整を続けている。
 初戦まであと3日と迫ったが、パレスチナ戦までにコンディションは上がるのか、という周囲の不安は打ち消す。「それはプロですから。十分だと言えるようにしないといけないのかなと思います」。大会連覇に向け、エースはギアに手をかけている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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